天国とは? わかりやすく解説

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あまくに【天国】

読み方:あまくに

8世紀初めごろ大和にいたという刀工刀工の祖とされるまた、その製した刀剣


てん‐ごく【天国】

読み方:てんごく

神や天使などがいる天上理想世界キリスト教では、神から永遠祝福を受ける場所。神の国。⇔地獄

そこで暮らすものにとって、理想的な世界何にもされない快適な環境楽園。「野鳥の—」「歩行者—」


てんごく 【天国】

一般に、心の正しい人の魂が死後行き生まれとされる永遠安息の場所。各宗教みられるが、ふつうはキリスト教のそれを指す。キリスト教の天国は神の住所で、心の正し義人が神から永遠の幸福と報いとを受ける所。キリストマリア諸天使・諸聖人とも親しく交わり親族知人とも再会できるとする。天国に行ける魂は神の恩寵をもち、罪の汚れなく、償いをみな果たした霊魂とする。ただし恩寵度合いにより光栄と幸福の度合い異なると説く。(天国の意味神の国と全く同じ。ユダヤ人は神を恐れしこんで天と呼んだので天国となった

天国

作者メアリー・ゲイツキル

収載図書悪いこと
出版社早川書房
刊行年月1989.9
シリーズ名Hayakawa Novels


天国

作者ピーター・ストラウブ

収載図書幻想展覧会―ニュー・ゴシック短篇集 2
出版社福武書店
刊行年月1992.8


天国

作者内藤みどり

収載図書いふや坂
出版社潮出版社
刊行年月1996.12


天国

作者レベッカ・ブラウン

収載図書若かった日々
出版社マガジンハウス
刊行年月2004.10


天国

作者宮原昭夫

収載図書文芸誌「そして」にかかわった作家たち―短篇集 no.3
出版社そして企画
刊行年月2005.11

収載図書宮原昭夫小説
出版社宮原昭夫小説制作委員会
刊行年月2007.8


天国

作者大木茂

収載図書淳の死
出版社新風舎
刊行年月2006.7
シリーズ名SINGPOO BOOKS


天国

作者平瀬

収載図書オットー氏の部品
出版社さんこう
刊行年月2007.11


天国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 06:58 UTC 版)

キリスト教:天国(至高天)をみつめるダンテとベアトリーチェ(『神曲』の挿絵。ギュスターヴ・ドレ画。)

天国(てんごく、: heaven)とは、

  • 天使などがいて、清浄とされる、天上の理想の世界[1][2]
  • 信者の霊魂が永久の祝福を受ける場所(キリスト教での用法)[1]
  • (転じて)そこで暮らす者にとって、理想的な世界のこと[2]。何にわずらわされることもない、快適な環境[2]。もしくは、かくあるべきだとする究極の神の創造理想と定義できる世界。

日本語元来(神道)の用法

古代日本では天皇諡号に「天国(あめくに)」が用いられるが、近現代以降の一つの他界としての意味ではなく、「天」は天皇家の祖神で「天神」、あるいは「高天原」を指し、「国」は天神の子孫である天皇家によって統治される地上世界を指したとみられる[3]。したがって、「天地」(あめつち)の用法に近い、二元的側面の意味で用いられた。

セム族・ユダヤ教における天国

広汎なセム族の世界観では、人間は死後陰府(シェオール)に行くことが決まっており、天国はただ神々の住まう領域に過ぎなかった。ヤハウェ唯一神論を採る古代イスラエル国家も同様の世界観を共有していたが、紀元前6世紀バビロン捕囚によってユダヤ教ゾロアスター教の教義である死者の復活の概念が取り込まれた。当初、それはイスラエルの再建という地上への復活と考えられたが、天に召しあげられたエノクエリヤの逸話を拡大解釈し、天国での来世を創造するに至った[4]ヘレニズム時代のユダヤ教の天国は、未来永劫仲間の霊魂や天使、神とともに過ごすというぼんやりしたイメージの世界だった。

紀元前1世紀にフィロの著した旧約聖書外典『ソロモンの知恵』の天国観は、聖書とプラトン哲学の霊魂思想を展開させたもので、のちのキリスト教思想家たちに大きな影響を与えた[4]

キリスト教における天国

シナイ山聖カタリナ修道院The Ladder of Divine Ascent

キリスト教の教理では、最後の審判以前の死者がどこでどのような状態にあるのかについて、各教派間の統一見解を得るに至っていない。

ダンテの『神曲』では、地球を中心として同心円上に各遊星の取り巻くプトレマイオス天動説宇宙を天国界とし、恒星天、原動天のさらに上にある至高天を構想していた。

神の王国を差して天国とする事もある。

ヘブンの語源

ヘブン(Heaven)は、約1,000年前に「神がおわする場所」としてキリスト教化された。それ以前は、ドイツで話されていた古ザクセン語で空を意味する heƀan であった。

イスラムにおける天国

イスラム教における天国 (جنّة jannah) は、信教を貫いた者だけが死後に永生を得る所とされる。キリスト教と異なり、イスラム教の聖典『クルアーン』ではイスラームにおける天国の様子が具体的に綴られている。

他の宗教での類似の概念

インド発祥の宗教

ヒンドゥー教

ヒンドゥー教:デーヴァローカ三神一体

ヒンドゥー教ではデーヴァローカが天国に類似する。

仏教

仏教の世界観は、ヒンドゥー教と起源を同じくしており、デーヴァローカに対応するのは天部(神々)や天人が住む天(天道・天界)である。これは六道最上位、つまり人の住む第2位の人道の1つ上に位置する。

それら全体に対し、輪廻転生を超越した高位の存在として仏陀が、仏陀の世界として浄土が存在する。日本の仏教では、そもそも「天国」とは言わず、この対立構造において「キリスト教的な天国」に相当するのは『浄土』(浄土宗では阿弥陀仏の浄土である『極楽』)である。「極楽浄土」とも称される。

比喩的用法

上記のような用法から転じて、そこで暮らす者にとって理想的な世界[2]、何にわずらわされることもない快適な環境[2]も指すようになった。 類義語としては楽園(パラダイス、英語: paradise)が挙げられる[2]。「スパイ天国[5]」「野鳥の天国[2]」などのように用いる。

出典・脚注

  1. ^ a b 広辞苑第五版
  2. ^ a b c d e f g デジタル大辞泉
  3. ^ 遠山美都男『天皇と日本の起源「飛鳥の大王」の謎を解く』(講談社現代新書、2003年)p.19.
  4. ^ a b マクダネル、ラング 1993, pp. 35–43.
  5. ^ いわゆる「スパイ天国」論に関する質問」 - 参議院、2018年5月12日閲覧。

参考文献

  • コリーン・マクダネル、バーンハード・ラング 著、大熊昭信 訳『天国の歴史』大修館書店、1993年。ISBN 446924340X 

関連項目

外部リンク


天国 (人物)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 09:03 UTC 版)

刀工」の記事における「天国 (人物)」の解説

銘尽には、大宝年中作刀し銘を切るとある。同書には、次の順序神代鍛冶記載している。藤戸神武天皇御剣)、国重宇佐明神)、天国(村雲剣)、天春日大明神)、海中龍王)など。

※この「天国 (人物)」の解説は、「刀工」の解説の一部です。
「天国 (人物)」を含む「刀工」の記事については、「刀工」の概要を参照ください。

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天国

出典:『Wiktionary』 (2021/07/31 13:21 UTC 版)

名詞

てんごく

  1. 存命中に良いことをした死者あるいは、そのたましいがいると考えられている場所。特に、キリスト教におけるものを言う
    天国召された
  2. すばらしい場所。楽園
    食い物はうまいし、気候はよいし、ここは天国だね。
    然し日記つけてゐる瞬間が、天国だといふことを知ってゐるのは僕だけだ。(古川緑波古川ロッパ昭和日記昭和二十年1945年二月十二日付])
  3. 特定事物満ちあふれた、あるいは優遇された場所時間をあらわす接尾語
    役人天国
    派生語: 歩行者天国

語源

マテオ・リッチ造語日葡辞書などでは、パライソ訳語浄土等を当てている。

関連語

訳語

参考文献

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「天国」の例文・使い方・用例・文例

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