藤戸とは? わかりやすく解説

ふじと〔ふぢと〕【藤戸】

読み方:ふじと

[一]岡山県倉敷市地名児島半島がもと島であったころは本土と「藤戸の渡し」で結ばれていた。源平合戦古戦場

[二]謡曲四番目物源平の合戦で藤戸の先陣のおり、佐々木盛綱口封じのために漁師殺した漁師の母が盛綱恨み述べ盛綱弔う漁師亡霊現れる


藤戸

読み方:フジト(fujito)

初演 延宝6(江戸市村竹之丞座)


藤戸

読み方:フジト(fujito)

初演 慶応3.7(江戸市村座)


藤戸

読み方:フジト(fujito)

分野 謡曲

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


藤戸

読み方:フジト(fujito)

作者 野上弥生子

初出 大正9年

ジャンル 戯曲


藤戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 01:04 UTC 版)

藤戸(ふじと)は、かつて吉備国、あるいは備前国および備中国にわたって存在した海域である。広義では、その海浜や港のことも指す。藤門藤ノ戸藤ノ門藤戸の海藤門の海藤戸の鳴門藤門の鳴門などとも称された。現代では藤戸海峡と称されることもある。他に藤戸浦(ふじとうら)とも呼ばれるが、これは現在の倉敷市藤戸町藤戸にあたる海浜集落(のちの藤戸村)を指すことが多い。


  1. ^ a b 岡山県大百科事典編集委員会編集『岡山県大百科事典』山陽新聞社、1979年
  2. ^ a b c d 藤戸町誌編集委員会『藤戸町誌』昭和30年
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 原三正『藤戸』日本文教出版(岡山文庫)、平成3年
  4. ^ a b c d e f g h i j 下中直也 『日本歴史地名体系三四巻 岡山県の地名』平凡社、1981年
  5. ^ a b c d 巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社、1974年
  6. ^ 児島の泊(こじまのとまり)とも
  7. ^ この場合の「浦」は、海浜集落を意味する。


「藤戸」の続きの解説一覧

藤戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 14:55 UTC 版)

平家物語の内容」の記事における「藤戸」の解説

源範頼軍と平資盛軍が備前国藤戸の戦い佐々木盛綱浅瀬を見つけて馬で渡って戦った

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藤戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 14:50 UTC 版)

藤戸 (倉敷市)」の記事における「藤戸」の解説

児島郡北西端にあたり倉敷川西岸位置する面積は約4.781平方キロメートル川岸近く家並をつくり、塩干(ひぼうし)の丘と呼ばれる丘の北側にも集落をなしている。川岸沿う丘上には、源平合戦所縁のある真言宗古刹藤戸寺があり、その門前町として当地中心的集落生まれた児島本土離れていた頃、当地天城後述)の間には海峡があり藤戸の鳴門(藤戸海峡)と呼ばれ、藤戸付近は特に狭い地点で、「渡(と)」とも呼ばれ海上交通要衝となっていた。藤戸寺門前町港町としても機能し藤戸の渡しと呼ばれたまた、江戸時代には、金比羅往来通過しており、陸上交通においても要衝であった。 そのため源平時代には平家海上勢力基地にされていたことが、寿永3年12月行われた藤戸合戦戦記記されている。 『東備郡村誌』には、「上昔備前内海埋まらず広がりしときは、これを吉備の穴海といいて、この藤戸の辺りは迫門(せと)にて西備の海に連れり」とあり、また「潮汐の張落に応い波また自ら乱流し、これを臨むに藤花風に斜なる如くみゆ、依りてその名を得る所なり」と地名期限潮流のさまに結びつけている。 江戸時代になった頃には、児島郡藤戸村称するうになる江戸時代初頭から粒江沖など周辺干拓されていくと、藤戸海峡は、現在の倉敷川前身となる汐川となる。正保4年に、天城との間の汐川中洲中継ぎとする形で長さ20間のけられた。『吉備温故』には、田畑38町3反、家98軒、人口男女551人、池21ヶ所、船5艘を挙げている。 近代においては米・麦イグサ主要な農産物で、畳表ゴザ特産としていたが、現在は衰退している。藤戸寺浮洲岩など藤戸海峡名残がある遺跡があり、藤戸寺石造五重塔岡山県重要文化財指定されている。 また、藤戸寺藤戸合戦由来する藤戸寺門前町名物菓子であった藤戸饅頭は、現在も名物菓子として知られている。 現在、主要地方道岡山県道倉敷玉野線(天城街道)などが通過し交通量が多い。

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