平氏 (へいし)
平氏
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平氏(たいらうじ、へいし、へいじ たいらし)は、日本の皇別氏族で、平(たいら)の姓を賜姓された氏族。姓(カバネ)は朝臣。
注釈
- ^ 「佐野本系図」や「平家勘文録」『続群書類従』(遊戯部所収)では「高見王の太子高望王の時、寛平元年十二月十三日に民部卿宗章の朝臣、帝皇をかたぶけんとせし時、祖王の宣旨を被りて、宗章を追罰せし故に帝王御感ありて従二位上総の介に任ず、朝敵を平らげたる故に平の姓を賜る」という中世の伝承があり「高望王の時に朝敵を討ち平らげたため「平」の姓を賜った」との説がある。しかし、高望王が朝敵を平らげる以前に平姓の賜姓が行われており、この説が事実に反し誤りであるということは言うまでも無い。
- ^ ただし、北条氏や坂東八平氏については、平氏とは無縁の氏族が後世になって仮冒したのではないかといわれている[6]。
- ^ 親信の『親信卿記』、範国の『範国記』、行親の『行親記』、行親の子平定家の『定家朝臣記』、範国の孫平知信の『知信朝臣記』、知信の子平時信の『時信記』の6つの日記の総称
出典
- ^ 竹内理三「氏長者」『史淵』第63巻、九州大学、1954年、10頁。
- ^ 小川信先生の古稀記念論集を刊行する会 編『日本中世政治社会の研究 : 小川信先生古稀記念論集』続群書類従完成会、1991年。
- ^ "平実世". デジタル版日本人名大辞典+Plus. コトバンクより2022年2月13日閲覧。
- ^ "平惟世". デジタル版日本人名大辞典+Plus. コトバンクより2022年2月13日閲覧。
- ^ 『天皇家と源氏』(奥富敬之)
- ^ 太田亮『姓氏家系大辞典 第二巻』「平」の項
- ^ 野口実「平清盛と東国武士 : 富士・鹿島社参詣計画を中心に」『立命館文學』第624巻、立命館大学人文学会、2012年1月、537-546頁、ISSN 02877015。
- ^ "平家没官領". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2022年2月13日閲覧。
- ^ 『日本紀略』
- ^ 『日本後紀』天長7年正月7日条
- ^ 『続日本後紀』承和7年正月7日条
- ^ "平家". 精選版日本国語大辞典、デジタル大辞泉、百科事典マイペディア、日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2022年2月5日閲覧。
- ^ 角田文衛「平家」(角田文衛監修『平安時代史事典』 P2253-2254)
- ^ "源家". 精選版日本国語大辞典、デジタル大辞泉、世界大百科事典. コトバンクより2022年2月5日閲覧。
平氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 03:10 UTC 版)
桓武平氏 平高棟……葛原親王の子。大納言。平姓を賜り臣籍降下。 平善棟……葛原親王の子。平姓を賜り臣籍降下。 平好風……仲野親王孫。平姓を賜り臣籍降下。 平貞文……好風の子。左兵衛佐。歌人。 平惟範……高棟の子。中納言。右大将。 平季長……高棟の子。蔵人頭右大弁。宇多天皇近臣。 平時望……惟範の子。中納言。 平伊望……惟範の子。大納言。 平惟仲……時望の孫。中納言。藤原道長側近。 平生昌……惟仲の弟。 平親信……時望の孫。参議。『親信卿記』作者。 平棟仲……親信の孫。歌人。 平基綱……歌人。 平定親……親信の孫。理義の子。文章博士。式部大輔。右大弁。学者。漢詩人。 平定家……親信の曾孫。行義の孫。行親の子。右衛門権佐。関白藤原頼通の家司。『定家朝臣記』著者。 平知信……経方の子。出羽守。『平知信朝臣記』作者。 平時範……定家の子。右大弁。『時範記』作者。 平実親……時範の子。参議、左大弁。大宰大貳。勘解由長官。 平時信……知信(行義の曾孫)の子。兵部権大輔。『時信記』作者。高倉天皇外祖父。贈左大臣。 平範家……実親の子。右大弁。従三位。 平信範……知信の子。時信の弟。正三位。兵部卿。摂関家の家司。『兵範記』作者。 平時忠……時信の子。高倉・安徳天皇側近。権大納言。義兄の平清盛と協調して権勢を極める。 平親宗……時信の子。中納言。後白河法皇近臣。 平信基……信範の子。内蔵頭。平家都落ちに同行。配流。 平信季……信範の子。少納言。右大臣藤原兼実の家司。 平時実……時忠の子。左中将。解官。配流。帰京の後、従三位。 平時家……時忠の子。右少将。上総国に配流。源頼朝側近。 平親国……親宗の子。従三位。 平親長……親宗の子。正三位。 平親範……範家の子。参議、民部卿。大原に隠棲。 平基親……親範の子。左大弁。從三位。兵部卿。後白河法皇近臣。 平親房……基親の子。 平経高……『平戸記』作者。出羽弁……季信の娘。歌人。 周防内侍……棟仲の娘。歌人。 平時子……時忠の姉。平清盛の妻。 その他平氏 平希世……仁明平氏。雅望王の子。右中弁、内蔵頭。延長八年の清涼殿落雷事件で顔を焼かれ卒去。 平随時……仁明平氏。雅望王の子。参議、大宰大弐。 平中興……歌人。光孝平氏。実父は桓武平氏の平季長。 平元規……歌人。中興の子。 平兼盛……歌人。光孝平氏。三十六歌仙の一人。 平為成……歌人。 平康頼……後白河法皇側近。 平知康……後白河法皇側近。 平業忠……後白河法皇側近。 平盛時……源頼朝の右筆。平中興女……平中興の娘。歌人。 赤染衛門……赤染時用の娘だが、実の父は平兼盛とされる。歌人。
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平氏
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坂東平氏 平高望……桓武天皇の曾孫。桓武平氏の祖。 平国香……高望の長男。坂東平氏。常陸大掾。将門の伯父。 平良兼……高望の二男。坂東平氏。上総介。将門の伯父。 平良将……高望の三男。良持とする記録もある。坂東平氏。鎮守府将軍。将門の父。 平良文……高望の六男。千葉氏、平姓畠山氏など祖。 平良正………高望の末子、あるいは孫。三浦氏などの祖か。 平貞盛……国香の長男。坂東平氏。将門と対立。 平繁盛……国香の次男。大掾氏、城氏祖。 平公雅……良兼の長男。坂東平氏。貞盛/将門の従兄弟。 平公連……良兼の次男。 平将門……良将の三男。坂東平氏。東国に新政権を画策。 平将頼……良将の四男。 平将平……良将の五男。 平将文……良将の六男。 平将為……良将の七男。 平将武……良将の八男。 平良門……将門の長男。 平将国……将門の二男。 平忠頼……良文の子。 平真樹……常陸の土豪。 平兼忠……繁盛の子。 平致頼……公雅の子。伊勢国で維衡と抗争。 平忠常……忠頼の子。東国で平忠常の乱を起こす。 平維良……兼忠の子。鎮守府将軍。 平維茂……兼忠の子、また繁盛の子とも。余五将軍。維良と同一人物とも。 平直方……北条氏、熊谷氏の祖。鎌倉を本拠としていたが、源頼義に譲渡。 平景正……源義家の郎党。鎌倉源五郎景政。 平成幹……常陸大掾氏。鹿島三郎。源氏の棟梁源義忠暗殺の実行犯。 平頼任……武蔵村山党の祖。 伊勢平氏 平維衡……貞盛の子。伊勢平氏始祖。 平正度……伊勢平氏。維衡の子。 平正衡……伊勢平氏。正度の子。 平正盛……伊勢平氏。正衡の子。 平忠盛……伊勢平氏。正盛の嫡子。正四位上。刑部卿。 平忠正……伊勢平氏。忠盛の弟。保元の乱で崇徳上皇方。
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平氏
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※ 平氏はすべて敵軍として登場し、使用することはできない。 平清盛 平氏の将軍で、太政大臣。敵将として登場せず、情勢の解説で姿のみ確認できる。作中で死亡しており、史実においても清盛の死後急激に衰退したとされる。 平知盛 平氏の総大将。知略に優れている。使用武器は大薙刀。 平教経 平氏の猛将。平家最強と言われている。使用武器は二又矛。 平時忠 平氏の老将。弓術に優れている。使用武器は弓と脇差。 平敦盛 平氏の若き武将。無官の太夫と言われ、『平家物語』の最期は有名である。使用武器は弓と脇差。
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