文官とは? わかりやすく解説

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ぶん‐かん〔‐クワン〕【文官】

読み方:ぶんかん

武官以外の官吏旧称軍事以外行政事務取り扱う官吏。⇔武官


文官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 05:48 UTC 版)

文官(ぶんかん)とは、官吏のうち武官軍人)以外の者を指す語である。すなわち事務官技官などを指す。

解説

元来は中国における官吏の分類に関する概念であり、軍事をつかさどる官職を武官、文治をつかさどる官職を文官として、両者の待遇や服制を区別したものである。日本でも、律令制の導入とともに武官と文官の区別が行われ、江戸時代幕府職制にも幕臣の間に「番方」と「役方」という形で武官と文官の区別に類したものがあった。

明治以降、国家行政組織法以前の日本では、内閣総理大臣国務大臣をはじめ、軍人以外のすべての官職が文官に含められた。このため、文官と呼ばれる官吏は教師警察官などまで含めてあらゆる職種にわたり、文官任用令が適用された。

今日の日本では、防衛省職員のうち、政府の公式見解で文民ではないとされている自衛官等を除く常勤の職員、すなわち防衛事務次官書記官部員事務官技官等を「文官」と呼ぶ場合がある。

戦前の日本では、文官の名乗る官名は、次官局長、書記官、事務官、属など、職層や職種の別によって多数に分かれていた。しかし今日、かつての文官に相当する職にある国家公務員の大多数が名乗る官名は、「事務官」、「技官」、「教官」、などであり、局長、課長などは事務官や技官の官にあるものが充てられる役職の名となっているため、「警察官」、「海上保安官」などの公安職員も文官の種別に入る。

関連項目


文官(文班)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/12 10:11 UTC 版)

内直」の記事における「文官(文班)」の解説

王の最側近儒教経典講義したり、宗廟祭祀執行したり、国王不在時、国政事を受け持った翰林院出身が多い。

※この「文官(文班)」の解説は、「内直」の解説の一部です。
「文官(文班)」を含む「内直」の記事については、「内直」の概要を参照ください。

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文官

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 04:45 UTC 版)

名詞

ぶんかん

  1. 武官以外の官吏旧称軍事以外の行政事務取り扱う官吏

関連語


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