東国とは?

とう‐ごく【東国】

東の国東方にある国。

近畿地方から見て東の地方古く北陸を除いた近畿以東諸国。のちには箱根足柄碓氷以東諸国関東。あずま。


とう‐ごく【東国】

1 〔名〕

東の方の国。また、東方土地。〔国語呉語

畿内から見て東の地方北陸を除いた近畿以東、あるいは箱根足柄碓氷(うすい)以東諸国また、関東八か国をさしていう。東(あずま)。関東

古事記(712)序「東国に虎のごとく歩きたまひき

宇津保(970‐999頃)俊蔭「東国より都に敵ある人、報いせむと思ひて」

③ (中国の東に位置するところから) 朝鮮人中国に対していった自国の称。

2江戸城からみて東にあるところから) 江戸時代深川東京都江東区)の遊里をしゃれていう語。

黄表紙時代世話二挺皷(1788)「まさ門は王ゐをのぞみとうこくにだいりをうつし」


東国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 14:12 UTC 版)

東国(あづまのくに)とは、近代以前の日本における地理概念の一つ[1]。「アヅマ」および「アヅマノクニ」は上古から用いられてきた大和言葉(和語)と考えられ、後者は「アヅマ(※そういう名の特定地域)が所在する土地」、もしくは「の国」「東方(東の)の土地[2]」などを意味した。特定地域を指さない「アヅマ」は、縄文時代から弥生時代にかけての時代の文化圏としての東日本(当時の西日本と対比される東日本)[注 1] とほぼ一致する越後国信濃国三河国以東の地域を指すことが多い[3]


注釈

  1. ^ 弥生時代における「東日本」も、文化的にも学術的にも流動的かつ曖昧さを排除できない地域名であり、統一的見解でもって範囲を示すことはできない。
  2. ^ 「足柄坂本」で坂の神を下し、坂に登り「吾妻はや」とのたわったので、「その国を号けて阿豆麻と謂う」とされている。
  3. ^ 四月癸卯条に「坂東九国軍三万人をして騎射を教習し、軍陳を試練せしむ」とある。この「坂東九国」は、坂東八国(相模・上総・下総・常陸・上野・武蔵・下野・安房)に陸奥国を含んだ総称。

出典

  1. ^ a b 平凡社百科事典マイペディア』. “東国”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  2. ^ a b 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “東国”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  3. ^ a b 日立デジタル平凡社世界大百科事典』第2版. “あづま”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  4. ^ a b c ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “東国”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  5. ^ a b c d 旺文社『旺文社日本史事典』. “東国”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  6. ^ a b c d 平凡社『百科事典マイペディア』. “坂東”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  7. ^ とうごく【東国】”. 学研全訳古語辞典. ウェブリオ株式会社. 2020年5月24日閲覧。
  8. ^ a b 東下り”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  9. ^ a b 東下”. コトバンク. 2020年5月24日閲覧。
  10. ^ a b 松村明監修『大辞林』三省堂(1999年)
  11. ^ 『日本書紀』景行天皇40年是歳条
  12. ^ 松村明監修『大辞泉』小学館(1998年)
  13. ^ 『日本書紀』巻二二推古天皇九年(六〇一)九月戊子八
  14. ^ 『日本書紀』巻二六斉明天皇六年(六六〇)十月
  15. ^ 『日本書紀』巻二七天智天皇四年(六六五)二月是月
  16. ^ 『日本書紀』巻二七天智天皇四年(六六五)三月是月
  17. ^ 『日本書紀』天智天皇五年是冬
  18. ^ 『日本書紀』巻二七天智天皇八年(六六九)是歳
  19. ^ 『日本書紀』巻二九天武天皇四年(六七五)十月丙戌十六
  20. ^ 『日本書紀』天武天皇十三年五月甲子
  21. ^ 『日本書紀』巻三〇持統天皇即位前紀朱鳥元年(六八六)十月丙申廿九
  22. ^ 『日本書紀』持統天皇元年三月己卯
  23. ^ 『日本書紀』持統天皇元年三月丙戌
  24. ^ 『日本書紀』持統天皇元年四月癸卯
  25. ^ 『日本書紀』持統天皇二年五月乙丑
  26. ^ 『日本書紀』持統天皇三年四月庚寅
  27. ^ 『日本書紀』持統天皇四年二月壬申
  28. ^ 『日本書紀』持統天皇四年八月乙卯
  29. ^ 『続日本紀』霊亀元年七月丙午
  30. ^ 『続日本紀』霊亀二年五月辛卯
  31. ^ 『続日本紀』天平五年六月丁酉
  32. ^ 『続日本紀』天平宝字二年八月癸亥
  33. ^ 『続日本紀』巻廿一天平宝字二年(七五八)十月丁卯廿八: 美濃國席田郡大領外正七位上子人。中衛无位吾志等言。子人等六世祖父乎留和斯知。自賀羅國慕化來朝。當時未練風俗。不著姓字。望隨國号。蒙賜姓字。賜姓賀羅造。
  34. ^ 『続日本紀』天平宝字四年四月戊午
  35. ^ 『続日本紀』巻廿二天平宝字五年(七六一)正月乙未九
  36. ^ 『続日本紀』天平神護二年五月壬戌
  37. ^ 『続日本紀』巻卅六宝亀十一年(七八十)五月甲戌十一
  38. ^ 『続日本紀』巻卅九延暦七年(七八八)九月丁未乙巳朔三、『続日本後紀』巻五承和三年(八三六)閏五月乙酉十七: 乙酉。美濃國人主殿寮少属美見造貞繼。改本居貫附左京六條二坊。其先百濟國人也。
  39. ^ 『続日本紀』巻四十延暦八年(七八九)五月庚午廿九
  40. ^ 『日本後紀』巻五延暦十六年(七九七)三月癸卯十七
  41. ^ 『日本後紀』延暦十八年十二月甲戌
  42. ^ 『日本後紀』弘仁五年八月丙寅
  43. ^ 『日本紀略』弘仁十一年二月丙戌
  44. ^ 『日本後紀』巻卅二逸文(『類聚国史』一五九口分田)天長元年五月癸未
  45. ^ 『続日本後紀』巻二天長十年(八三三)六月己巳十四
  46. ^ 『続日本後紀』巻十三承和十年(八四三)十二月乙夘朔:出羽國河邊郡百姓外從五位下勳八等奈良己智豊繼等五人。賜姓大瀧宿祢。其先百濟國人也。
  47. ^ 『三代実録』貞観十二年九月十五日甲子


「東国」の続きの解説一覧

東国

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 12:35 UTC 版)

名詞

 とうごく

  1. 東方の国。
  2. 近畿地方から見てにある地方

発音(?)

と↘ーごく


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