ひがしまわり‐こうろ〔ひがしまはりカウロ〕【東×廻り航路】
東回り航路
東回り航路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 16:18 UTC 版)
「ルシタニア (客船)」の記事における「東回り航路」の解説
ルシタニアは大西洋を無事通過し、アイルランド南部を通過していた。同じ頃、イギリス海軍本部の無線を傍受していた、ワルター・シュヴィーガー(英語版)大尉率いるUボート「U20」は、それぞれのイギリス船舶の動きを察知し、シュヴィーガー艦長は現在のアイルランド西部から南部に移動するよう指令をだした。 5月5日、5月6日に、U20はファストネット岩礁 (Fastnet Rock) の周囲で3隻の船舶を撃沈し、イギリス海軍は自国籍の船舶に”敵潜水艦が南部アイルランド沖で活動中”という警告を発した。これを6日の夜に2回受信したルシタニアの船長ターナーは、水密区画を閉鎖、見張りを2人に増やし、視認されにくいようにルシタニアの照明を落として、救命ボートを待機させるなど、攻撃に備えた。 翌5月7日金曜日11:00頃、再び海軍から警告が発せられ、ターナー船長は進路を北東に指令した。いっぽうU20は燃料が減少したこと、魚雷が3本しか残っていなかったことから、補給の為哨戒を打ち切ることを決定し、U20は浮上、最高速力で航行していたが、13:00、シュヴィーガー艦長が水平線に船舶を発見したことから、進路を遮る形でU20は潜行した。
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