奥羽とは? わかりやすく解説

おう‐う〔アウ‐〕【奥羽】

読み方:おうう

陸奥(むつ)国と出羽(でわ)国。今の東北地方青森秋田岩手宮城・山形・福島6県


奥羽

読み方:オウウ(ouu)

陸奥国と出羽国あわせた地域総称


奥羽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 01:22 UTC 版)

奥羽(おうう)は、日本令制国(奥州)と(羽州)を合わせた地域である。奥羽地方、奥州とも呼ばれる。基本的に、現在の東北地方と一致する。




「奥羽」の続きの解説一覧

奥羽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:25 UTC 版)

戦国時代 (日本)」の記事における「奥羽」の解説

奥羽地方戦国大名は、鎌倉時代から代々土地所有してきた由緒ある一族が、そのまま戦国大名化した者が多い。例外若狭武田氏末裔名乗る蠣崎氏で、津軽海峡沿いの中小豪族統一した奥羽地方は、関東騒乱にほとんど巻き込まれることなく、当然中央の政争影響もほとんど見られない戦乱といえば15世紀前半から南部氏仙北鹿角出兵(この鹿角争奪戦永禄頃まで続く)、伊達氏河北地方への侵食など領地争いが目立つ。篠川公方雫石御所滅ぼされるなど、東北地方といえど平穏無事ではなかった。また、1522年伊達稙宗奥州探題大崎氏らを差し置いて陸奥守護職に就くなど下克上見られるとは言え奥羽地方の特に南部では領主間の婚姻が盛んであった上、大名後継者不在場合には一族庶流出身者よりも他の大名家から養子迎えることが多かったのが特徴的である。極端なケースでは伊達晴宗嫡男外祖父岩城重隆の跡を継ぎ岩城親隆)、蘆名盛氏敗れて人質として差し出され二階堂盛義嫡男当主急逝によって急遽蘆名氏養嗣子として当主になる(蘆名盛隆)といったものがあった。このため諸大名確執合戦発展した場合でもどちらか壊滅する前に双方血縁関係にある第三者仲介して和解に至るケース多かった1542年には伊達稙宗父子家督位置付け巡って争い起こして血縁関係にある奥羽諸大名巻き込んだ大乱天文の乱)へ発展した。この乱の過程で、伊達晴宗国人一揆との契約関係再確認することで、他の奥羽諸大名先駆けて戦国大名としての体制確立することに成功した。 これ以降家督相続巡って相克のあった蘆名田村岩城最上南部などの諸家では、国人一揆大名契約関係一元化により戦国大名化果たした。どの戦国大名従来大名替わって室町幕府に「郡検断」「軍勢催促」「段銭徴収」等の諸権力公認されることで各地域中心勢力形成する。彼らは新し中央政権たる豊臣秀吉奥州仕置によって既得権益追認された。 16世紀第4四半期時点で、安東氏秋田三戸南部氏糠部奥州探題大崎氏大崎葛西氏登米羽州探題最上氏最上・村山、伊達氏信夫伊達置賜刈田柴田宮城蘆名氏会津・耶麻・大沼・河沼・西蒲原・安積岩瀬二本松氏畠山氏)が安達田村氏田村石川氏白河結城氏白河相馬氏が行方・宇多・標岩城氏楢葉岩城・磐前・菊田多賀において安堵実行した発給文書残っている。 一般的に奥羽地方南部戦国時代末期1580年代)に伊達政宗登場して軍事的才能をもって地域統合果たしたとされることが多い。だが、実際にはその直前常陸国佐竹義重がこの地域諸大名傘下置いて地域統合確立しつつあった。政宗家督継承佐竹氏北上して伊達氏勢力圏接す状況下で行われ佐竹氏傘下諸大名圧迫され正室実家田村氏)の救援乗り出したことで佐竹義重奥州支配対決することになり、やがて自らがその地位取って代わることになったのである

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奥羽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 03:14 UTC 版)

都道府県独立国家論」の記事における「奥羽」の解説

井上ひさし・著 『吉里吉里人』 新潮社 1981年西村寿行・著 『蒼茫の大地、滅ぶ』 講談社1978年仙台市出版社荒蝦夷2013年復刻している。

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奥羽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 02:48 UTC 版)

室町幕府」の記事における「奥羽」の解説

東北地方には当初奥州管領設置されたが、斯波家兼ら4人の管領並立し争うなど混迷極め半世紀経て奥州探題設置された。さらに、奥羽2国(陸奥国出羽国)が鎌倉府管轄下に組み込まれる廃止され一時期稲村公方篠川公方設置されている。 幕府鎌倉府対抗するため、斯波家兼の孫大崎詮持奥州探題補任し、以降大崎氏により世襲される。しかし、蘆名氏伊達氏などが京都扶持衆として戦国大名化していくにつれて大崎氏在地領主化していくことになる。 また、家兼の死後羽州探題分裂し次子最上兼頼以降最上氏により世襲される

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