ばく‐ふ【幕府】
幕府
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/22 05:30 UTC 版)
幕府(ばくふ)は、日本において征夷大将軍を首長とする武家政権もしくはその政庁を指す語[1]。
注釈
出典
- ^ 『日本大百科全書』(小学館)、『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』(ブリタニカジャパン)、『山川日本史小辞典(改訂新版)』(山川書店)など
- ^ a b c 東島誠『「幕府」論のための基礎概念序説』
- ^ 高橋昌明『平家と六波羅幕府』(東京大学出版会、2013年)
- ^ 本郷和人『謎とき平清盛』(文春新書、2011年)
- ^ 入間田宣夫「藤原秀衡の奥州幕府構想」(上横手雅敬編著『源義経流浪の勇者―京都・鎌倉・平泉』(文英堂、2004年)、入間田宣夫『藤原秀衡―義経を大将軍として国務せしむべし』(ミネルヴァ書房、2016年)
- ^ 今谷明『室町幕府解体過程の研究』(岩波書店、1985年)、今谷明『戦国三好一族』(新人物往来社、1985年)、今谷明『戦国期の室町幕府』(講談社学術文庫、2006年)
- ^ 藤田達生「京都復帰を画策する足利義昭と「鞆幕府」」(『歴史読本』2011年7月号)
- ^ 藤田達生『信長革命―「安土幕府」の衝撃』(角川選書、2010年)
- ^ 河内春人『倭の五王』(中公新書、2018年)pp64-65
幕府
出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 17:08 UTC 版)
名詞
- 征夷大将軍または近衛大将のいる場所。
- 近衛府の唐名。
- 中世から近世に於いて日本列島を支配した征夷大将軍(将軍)を頂点とする武士による統治機構。通常以下の3幕府を言い、特に、幕府としての大きな存在感を示したものは、江戸幕府であったため、江戸幕府のことを指すことが多い。
- (俗)転じて、そのような強大な力を持った個人を揶揄する意味合いでも用いる。
語源
古典中国語において将軍のいる天幕を意味したのが日本語に借用され、武家の棟梁であるものの名称となった。武士の長が天皇に替わり日本の君主として政治機構を開き君臨する様になると、その統治機構のことを指す名詞となった。
関連語
翻訳
「幕府」の例文・使い方・用例・文例
- 幕府軍は「回天丸」という外輪船を所有していました。
- これは徳川幕府への強烈な打撃となりました。
- 徳川幕府は1868年に終わりを告げた。
- 徳川幕府.
- 明治維新の改革を成就したのは二十歳前後の田舎の青年であって, 幕府の老人ではなかった.
- 頼朝は幕府を鎌倉に開いた.
- 嘘で固めた徳川幕府
- 明治政府は徳川幕府の跡に立った
- 幕府時代に
- 幕府に向かって弓を引く
- 幕府の瓦解
- 幕府瓦解して明治政府立つ
- 徳川幕府の治世に
- さしもの幕府も一朝にして瓦解した
- 天下は幕府の掌中に帰した
- (幕府の)評定所
- 彼らは幕府の暴戻{ぼうれい}を憤った
- 勤王家として幕府に告発された
- 幕府の滅亡
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