から‐な【唐名】
とう‐みょう〔タウミヤウ〕【唐名】
読み方:とうみょう
「からな(唐名)2」に同じ。
とう‐めい〔タウ‐〕【唐名】
読み方:とうめい
「からな(唐名)2」に同じ。
唐名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 18:20 UTC 版)
唐名(とうめい、とうみょう、からな)は、日本の律令制下の官職名や部署名を、同様の職掌を持つ中国の官称にあてはめた雅称。
- ^ a b 後に関白職を子弟に譲った前関白の称となる。さらに出家した前関白は「禅定太閤」「禅閤」という。
- ^ 『職原抄』によれば本来は近衛大将に用いたものだが、源頼朝が右近衛大将(右大将)に任官後に征夷大将軍に就任したことから、以後は征夷大将軍の唐名としても扱われるようになる。
- ^ 受領名を唐名にする場合、国名は「○州」とした。例:美濃→濃州、三河→三州など。
- ^ 式部卿の唐名であるが、親王任官職であるため実質的な長官である式部大輔にも用いられるようになった。
- ^ 桧谷昭彦・江本裕校注『太閤記』岩波書店、新日本古典文学大系 60、1996
- ^ 乃至政彦 (2023年6月25日). “『「信長=男色家」に根拠なし…森蘭丸や前田利家を寵愛したという通説は後世の勝手な創作だった』” (jp). プレジデント社. 2023年7月17日閲覧。
唐名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/01 06:10 UTC 版)
以下のような唐名がある。 羽林大将軍 北辰を保護する羽林天軍のように、天子を守護する意。訓読みして「はねのはやし」「はのはやし」とも言った。 親衛大将軍 虎牙大将軍 幕府 幕下(ばっか) 柳営 漢の武将周亜夫が細柳(陝西省咸陽市付近)の地に駐留して陣営を構えた故事による。近衛大将を含む大将全般の唐名として差し支えないと考えた室町時代の公卿一条兼良は、応永27年(1420年)左近衛大将となった際に、詠草に柳営と記した。これを見咎めた征夷大将軍義持が後小松上皇に訴えたため、兼良が一時期逼塞したことがある。この件以後、柳営はもっぱら征夷大将軍の唐名としてのみ用いられるようになった。
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唐名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 14:17 UTC 版)
唐名を黄門という。秦の時代に置かれた黄門侍郎に由来しており、権中納言を極官とする水戸家の徳川光圀が水戸黄門と呼ばれた。鎌倉時代の公卿である葉室定嗣の日記『葉黄記』の名は彼の名字と極官から採られている。また「竜作の官」ともいう。これは『書経』舜典に、舜が竜という人物に「汝納言を作せ(なせ)」と言ったと記されていることによる。
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