受領
受領とは、受領の意味
受領とは、金品を受け取る行為を指す言葉である。受領の「領」は、自分のものにする、手に入れるという語義があり、受領は、モノやカネなど第三者から単に受け取るだけでなく、自分のものとしておさめることを意味する。英語では、受け取ることを意味する accept や receive を用いる。accept は、喜んで受け取る、積極的に受け取るといったニュアンスを含んでいる。一方、receive はビジネスメールなど形式ばったシーンで用いられることが多い。受領の対義語
受領の対義語は、相手に金品を送ることを示す単語で、利用シーンや授受対象によって使い分けが必要である。例えば、書類や各種成果物の場合は「提出」、商品やサービスなどの場合は「納品」、証明書や公的文書の場合は「交付」などが、受領の対義語にあたる。じゅ‐りょう〔‐リヤウ〕【受領】
読み方:じゅりょう
[名](スル)
2 ⇒ずりょう(受領)
3 江戸時代、優秀と認められた職人・芸人などが栄誉として国名を付した一種の官位を名のることを許されること。また、その人。竹本筑後掾(ちくごのじょう)など。
ず‐りょう〔‐リヤウ〕【▽受領】
読み方:ずりょう
1 《前任者から引き継ぎを受けて事務を執る意》平安中期以降、実際に任国に赴任して政務を執った国司の最上席の者。通例は守(かみ)・権守(ごんのかみ)。時には、介(すけ)をもいう。じゅりょう。ずろう。→遥任(ようにん)
ず‐ろう〔‐ラウ〕【▽受▽領】
読み方:ずろう
⇒ずりょう(受領)
受領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:03 UTC 版)
受領(ずりょう)とは、国司四等官のうち、現地に赴任して行政責任を負う筆頭者を平安時代以後に呼んだ呼称。
- ^ 阿部猛『平安貴族社会』同成社、2009年、P129-130。
- ^ 森公章「良吏の光と影」『在庁官人と武士の形成』(吉川弘文館、2013年) ISBN 978-4-642-04608-4(原論文は『日本歴史』694号(2006年))
- ^ 中込律子『平安時代の税財政構造と受領』校倉書房、2013年 P37-86
- ^ 例えば、美作介が不正に公文を作成するなどの不法行為に対して、守は中央に訴えてその処分を仰ぐしかなかった(『続日本紀』天平宝字5年8月癸丑条)。また、任用国司が受領国司の命令に逆らって国衙の役人や郡司を勝手に処罰することを禁じる太政官符(『類聚三代格』巻7、元慶3年9月4日付官符)が出されるなど、任用国司は受領国司と任国の統治に対する共同責任を負う代わりに強力な権限を有していた。
- ^ 佐々木宗雄『日本古代国制史論』(吉川弘文館、2011年) ISBN 978-4-642-02482-2 第1章「律令国家体制の転換」・第2章「日本古代国家の地方統制」
- ^ 森公章「国務運営の諸相と受領郎等の成立」『在庁官人と武士の形成』(吉川弘文館、2013年) ISBN 978-4-642-04608-4(原論文は『東洋大学文学部紀要』史学科篇31号(2006年))
- ^ 中込律子『平安時代の税財政構造と受領』校倉書房、2013年 P184-207
- ^ 寺内浩『受領制の研究』塙書房、2004年 P137-140・252-261・278-280
- ^ 上島享「国司制度の変質と知行国制の展開」『日本中世社会の形成と王権』(名古屋大学出版会、2010年) ISBN 978-4-8158-0635-4(原論文は1997年)
受領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:27 UTC 版)
旅券の受取りに必要な書類は次の通り。申請は親族・旅行業者などによる代行申請が広く認められているが、受領に関しては(なりすましによる不正受領防止などの観点から)例え乳児や幼児など、0歳児であっても、申請者本人が直接窓口に出向き、対面で手交・受領することが必要である。 一般旅券受領書(申請受理時に都道府県庁の窓口において申請者(代行者含む)に交付) 所定の手数料(5年用は申請時の年齢が12歳未満が4,000円、申請時の年齢が12歳以上が9,000円、成人のみの10年用が14,000円)分の収入印紙(旅券申請窓口か郵便切手類販売所または郵便局において購入)及び2,000円分の都道府県収入証紙(運転免許試験場・警察署内交通安全協会窓口・市町村役場・旅券申請窓口などで事前購入も可能。東京都など、居住地の都道府県が収入証紙を廃止している場合は、証紙分の金額を現金にて納付する形となる。) 本人確認書類(運転免許証等身分証明書)(2009年(平成21年)2月28日までに提出された申請の場合は)都道府県から本人宛て送付を受けた官製はがきが必要であった。2009年(平成21年)3月1日以降提出の申請の場合、受領時のはがきの提出制度は廃止された。 10年有効の旅券に対する申請手数料費用である『16,000円』について、収入印紙4,000円及び都道府県収入証紙2,000円の『6,000円』を含めた、1年間1,000円、10年で1万円(5年有効で5,000円)が掛かる、諸外国・地域での在外日本人保護に掛かる費用の算定方法や妥当性について、2016年(平成28年)秋の行政事業レビューにて、11月12日に外務省へ「どんな費用が掛かっているのか、国民に情報公開する様」説明を求める有識者の意見が相次いだ。 旅券は、発行の日から6か月以内(民法140条の規定により発行当日不算入、例:3月1日発行→8月31日まで、4月19日発行→10月18日まで)に受領しないと失効する。その後、改めて発行を希望する場合は、再び新規発給申請の手続きをとる。前回受け取った申請受領書の提出を要求されることがあるが、必ずしも必要ではない。
※この「受領」の解説は、「日本国旅券」の解説の一部です。
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受領
「受領」の例文・使い方・用例・文例
- 給与に関する情報は、履歴書と推薦状を受領次第、お伝えします。
- 支払い期日にお支払いください。支払いがこの日付までに受領されない場合、5%の遅延損害金が請求総額に追加されます。
- 9月15 日までに支払い金全額が受領されなければ、8%の遅延損害金が請求書に加算されます。
- Danteコーヒーマシーンの注文が受領されているか確認したいんです。
- 受領者は一人一人短いスピーチをした。
- 知事が法外的に高いパーソナルギフトを受領したとのニュースは、すぐに大衆詮索の対象となった。
- 当社は合併について会計事務所からのフェアネスオピニオンを受領した。
- これの受領者は現在金を受け取ることはできない。
- 下記の受領者へは配達できませんでした。
- 私はその注文を受領しました。
- あなたのメールを受領しました。
- あなたのレポートを確かに受領しました。
- この書類を受領致しました。
- その注文書及び入金を受領しました。
- 全ての部品を今日受領しました。
- 私たちはそのサンプルを受領いたしました。
- 確かにそれを受領しました。
- それを受領する必要があります。
- あなたはいつ頃その回答を受領できそうですか?
- あなたはいつ頃その証明書を受領できそうですか?
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