有識者の意見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 05:59 UTC 版)
上田早苗 私立学校では出席日数不足はもちろん、成績によっても落第や留年をさせるが、それも高校生くらいからだと思う。本当に必要なのは義務教育のときの落第や留年ではないかと思う。基礎基本さえも身についていない子供に勉強の有用性を説いても机上の空論でしかない。親も先生も社会も「落第バンザイ!」というくらいの気持ちを持つことだ。(落第と留年の使い分けの説明はなし。実務教育出版『子供を自立させる親、させられない親』) 苅谷剛彦 フランスなどでは義務教育段階での原級留置が一般的に行われているが、日本の国民性や教育制度のもとでは有効性は疑問。原級留置の対象者拡大は急に行わず、現行制度を徐々に改善していくべきである。(典拠) 河村建夫 義務教育段階での原級留置など、習得主義を研究すべきである。学年と年齢が固定されているのは疑問。保護者の理解が必要であり、幅広い議論を呼びかけたい。(典拠) 前川喜平 日本における展望で説明。 町村信孝 年齢にともなう進級は悪平等。二十歳の中学生や十歳の大学生がいてもよい。(原文・報道) 山崎元 「泉南郡熊取町小4女児誘拐事件」も参照 ブログの 「行方不明3年の小学生に卒業証書」は美談なのか? において、2003年5月20日に発生した誘拐事件で行方不明になった小学4年生の女児(事件当時9歳)に卒業証書を授与しようとしていることに対し、本人の意向にかかわらず強制的に進級させることに疑問を呈している。 なお、行方不明の女児は2006年3月に小学校を卒業したことになり、その後熊取町内の中学校に在籍することになったが、在籍中の3年間(2006年4月〜2009年3月)も行方不明のままで卒業が認められなかったため、両親の意向で除籍された。 日本弁護士連合会 日本における展望で説明。
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