本当に
本当にの意味
「本当に」は、物事が事実であることや、気持ちや程度が強いことを表す言葉である。会話では「本当にうれしい」「本当にそう思う」のように、感情や判断を強めるために使われることが多い。一方で、書き言葉では便利なぶん多用されやすく、続けて使うと文章がぼやける原因にもなる。本当にの言い換え
「本当に」は、場面に応じて別の表現へ言い換えられる。たとえば、やや硬い文章なら「実に」、事実として認める流れなら「確かに」、ぴったり当てはまることを示すなら「まさに」が近い。感謝を丁寧に伝えたいなら「心から」、誠実さを出したいなら「正真正銘」や「疑いなく」のほうが合う場合もある。何を強めたいのかをはっきりさせると、言い換えは選びやすい。本当にと実に、確かに、まさにの違い
「本当に」はもっとも広く使える言葉で、話し言葉にも書き言葉にもなじみやすい。ただし、便利なぶん軽く見えやすい。「実に」は書き言葉らしい落ち着いた響きがあり、「実に興味深い」のような使い方に向く。「確かに」は事実を認めるニュアンスが強く、相手の意見を受けたうえで話を進める場面で使いやすい。「まさに」は、ちょうどそれだと言い切るときに向く言葉であり、「まさにその通り」「まさに今」のように一致の強さを出せる。本当にを使いすぎると文章が弱くなる理由
「本当に」は強調のために使われるが、繰り返すと逆に言葉の力が落ちることがある。「本当に大切」「本当に感謝している」「本当にすごい」が並ぶと、何をどう強く伝えたいのかが見えにくくなるからである。書き手の実感よりも、言葉だけで押そうとしている印象になりやすいため、文章によっては軽く見えたり、説得力が下がったりする。本当にを使わずに強調する方法
「本当に」を減らしたいときは、気持ちの強さを別の方法で見せるのが有効である。まず、抽象的な強調を具体的な描写に変える方法がある。「本当に寒かった」ではなく、息が白くなった、手がかじかんだと書けば伝わりやすい。また、「本当に重要だ」とぼかすより、「これが核心である」と言い切るほうが強い場合もある。さらに、数字や固有名詞を出したり、読者が状況を想像できるようにしたりすると、「本当に」に頼らず印象を強められる。本当にの英語訳
「本当に」は英語でいつも同じ語に置き換えられるわけではない。会話で感情を強めるなら really が自然であるが、誠実さや深い感謝を表したいなら truly や genuinely のほうが合うこともある。また、「実は」「事実として」の意味に近い場合は actually や in fact が自然であり、単純に really と訳すとずれることがある。日本語の「本当に」は幅が広いため、前後の意味に応じて訳し分ける必要がある。reallyとtruly、actuallyの違い
really はもっとも日常的で、感情をそのまま強める言い方である。truly はそれより少し重みがあり、感謝や誠意をていねいに伝えたい場面に向く。actually は強調というより、「実は」「意外にも」「事実として」といった訂正や補足の流れで使われることが多い。そのため、日本語でどれも「本当に」と訳されることはあるが、英語では役割がかなり異なる。本当にを訳さないほうが自然な場合
日本語の「本当に」は、そのまま英語へ移すとくどくなることがある。たとえば「本当にすみません」は、英語では I’m so sorry や I apologize のほうが自然であり、無理に really を入れなくても気持ちは伝わる。「本当によかった」も、What a relief や I’m so glad のように、感情をそのまま言い換えたほうが自然な場合が多い。英訳では語を一対一で当てるより、場面に合う表現へ置き換える発想が大切である。本当にが口癖になっている文章の直し方
文章の中で「本当に」が目立つときは、まず全部拾い出して整理すると直しやすい。そこで、なくても意味が通るものは削り、別の言葉のほうが適切なものは言い換える。それでも残す必要があるものだけを最後に残せばよい。「本当に」は無意識に入っていることが多いため、感覚で直すより、一度機械的に見直したほうが効果が出やすい。話し言葉と書き言葉での使い分け
話し言葉では、「本当に」は気持ちの温度を伝えやすい便利な言葉である。「本当にありがとう」「本当にうれしい」は自然で、親しみも出しやすい。一方、書き言葉では連続すると幼く見えたり、内容が薄く見えたりしやすい。そのため、記事やビジネス文書では、言い換えや構文の工夫で強調したほうが読みやすくなる。本当にありがとうの言い換え
「本当にありがとう」は気持ちが伝わる表現であるが、場面によっては少しありきたりにも見える。より深く感謝を伝えたいなら、「心から感謝しています」「とても助かりました」「おかげで乗り切れました」のように、感謝の内容を具体的にしたほうが伝わりやすい。何に対してありがたいのかが見えるほど、言葉は強く届く。本当に
「本当に」の例文・使い方・用例・文例
- そのことについては本当に申し訳ないと思っている
- 経済は回復しつつあると私は本当に思っている
- 彼は自分の仕事のことを本当に心配している
- 先生が授業中におかしな歌を歌ったのは本当に楽しかった
- 冗談はさておき,あなたのことが本当に心配なんだ
- 「自分は本当に医者になりたいのだろうか」と,ぼくは自問した
- 彼の勝利は本当に驚くべきことであった
- あのレストランは本当に趣がある
- 今日は本当に暑い
- 現代の子供は本当に優秀である
- 本当に頑張ればその仕事を終われますよ
- その濃紺のスーツは本当にお似合いですよ
- 昨夜は本当によく蚊に刺された
- 君のジョークには本当に笑ったよ
- 彼はいつも遅れて本当に彼女を怒らせている
- 彼がなぜそんなことをしたのか本当に理解できません
- 彼女に再会して本当に胸が詰まって何も言えなかった
- この新しい剃刀は本当によく剃れる
- 夢が本当になった
- 寒い夜に温かい牛乳を飲むと本当にほっとする
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