有識者による見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 23:30 UTC 版)
「ドラえもん最終話同人誌問題」の記事における「有識者による見解」の解説
コミックマーケット(コミケ)で売買されるような二次創作は多くが原作者に無断であり、原作者が訴えれば法的に著作権侵害となる事も有り得るが、長い間黙認されてきた。イベントが巨大化したことと、模倣を重ねたアマチュアがプロとなって人気作家に成長する例があることから、人材供給源となっている事情もあった。 小学館の大亀哲郎・知的財産管理課長は今回の件を和解で収めたことについて、「今回はやりすぎだが、節度あるルールが守られている以上、(漫画文化のすそ野としての)同人誌そのものを全否定はしない」と、同人誌については一定の理解を示した。 今回の件については、内容が直球過ぎであり、パロディと分かる発表をすべきだった(三崎尚人)という言及や、一定以上売れる同人誌については著作者に利益を還元されるルールを作るべきかもしれない(藤本由香里)といった提案があった。 村上知彦は、改変作品を売ることの問題意識に欠落していたと指摘するとともに、「最終話」を読んでみたい読者の願望の強さをあぶりだしたとも指摘している。
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