漫画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 04:10 UTC 版)
漫画(まんが、英語: comic(コミック)/複数形:英語: comics(コミックス)、cartoon、manga)とは、狭い定義では笑いを企図した絵をいい、「戯画(カリカチュア)」の概念と近い。広い定義では、必ずしも笑いを目的としない「劇画」「ストーリー漫画」「落書き」「アニメ」なども含み、幅広い意味を持つ。マンガという表記も漢字以上に広く使われており、特に漫の字がユーモアを想起させることから、広義で用いる場合はその傾向がある。
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注釈
出典
- ^ 茨木正治『メディアのなかのマンガ』臨川書店、2007年。
- ^ “漫画会館所蔵品展「楽天・異国へのまなざし」”. さいたま市プラザノース (2011年1月). 2013年12月10日閲覧。 “(北沢)楽天は政治風刺画や風俗漫画の執筆で活躍した日本で初めての職業漫画家でした。明治期に外国から入ってきた「comic(コミック)」「cartoon(カートゥーン)」の訳語として漫画という言葉を広めたのもまた、楽天でした。”
- ^ 「平常、舗中ニ在ツテ梧ニ凭リ、偶、夫ノ貴賎士女老少等ノ大路ニ交加スル所ヲ漫畫シ」 山東京伝『四時交加』(1798年) 序文
- ^ 北斎漫画 - 近代デジタルライブラリー
- ^ Perry, George; Aldridge, Alan (1989 reprint with introduction). The Penguin Book Of Comics. Penguin. ISBN 0-14-002802-1. p.31
- ^ Beerbohm, Robert (2003) The Adventures of Obadiah Oldbuck Part III. The Search For Töpffer In America. Retrieved on May 30, 2005.
- ^ Weiss, E. Enter: The Comics, University of Nebraska Press, Lincoln, pp.4. (1969)
- ^ 日本の漫画と西洋漫画の違いを山藤章二は『ヘタウマ文化論』(岩波新書)p.159で“日本漫画のそれは、筆の運びが持つ「徘味」と「描いてないところを想像させる空間の面白さ」と言った、いわば「落語の間(ま)に通ずる空気感があるのです。/西洋漫画のそれは、「面白い所(アイデア)は描く」のです。描かないで読者の想像力にまかせる、ということはほとんどない、文化の違いでしょう。”と書いている。
漫画
出典:『Wiktionary』 (2018/10/14 03:46 UTC 版)
名詞
- (浮世絵師(wp)・葛飾北斎(wp)の『北斎漫画』に始まる定義) 構えず気ままに描く絵。
- (caricatureの訳語として) 大胆なデフォルメ(wp)や省略等の手法で描き、鑑賞者に滑稽感や風刺を伝えようとする絵。
- 連続性のある漫画絵(まんがえ)と各場面に関する文(台詞・解説・詩など)を連ねる形式で表す、物語の表現形態。語義2の漫画から派生した表現様式。
- (古語的用法) テレビ番組や映画などを表現媒体とするアニメーション作品の別名。場合によっては特撮作品をも含む。
- (比喩的) 質が低く滑稽なもの。噴飯物。
関連語
類義語
派生語
翻訳
- 語義3
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