漫画家アシスタントとは? わかりやすく解説

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漫画家・アシスタント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:55 UTC 版)

重版出来!」の記事における「漫画家・アシスタント」の解説

三蔵山 龍(みくらやま りゅう) 演 - 小日向文世 単行本売り上げ部数30部以上を誇る『バイブス』の看板漫画家デビューから40年第一線を退くことなく活躍し続け大御所であるが、偉ぶるともなく穏やかで温和な性格であり編集者アシスタント慕われている。ただし、仕事に対しては大変厳しく自己管理徹底している。アシスタントネーム指導にも熱心で、仕事厳し人柄からアシスタント対すネーム評価厳しいが、その難関超えてプロデビューした“三蔵山門下生”は皆ヒット作を持つ実力派人気漫画家となっている。 アシスタント神原が、デビュー機会得られないことへの不満を爆発させ送りつけたFAX見てデビュー以来初め休載するほどの精神的ショックを受けるが、心のアドバイスにより立ち直ったその後従来の手描き作画方法加えデジタル機器取り入れ精力的に作品送り出している。 「ドラゴン急流」は、“ドラゴンシリーズ”の一篇。およそ30年にわたるシリーズ累計発行部数800部を突破している。その功績認められドラゴン急流」は第73回近代芸術文化賞マンガ部門大賞受賞した受賞記念パーティー壇上本作品の完結以ってシリーズ終止符を打つ表明。「すわ引退か」と、どよめく会場三蔵山は、新たな作品執筆することを高らかに宣言後進漫画家新たな才能敬意示した上で老年になった自分まだまだ挑戦し続けるのだと目を輝かせ言葉にした。 心については、作家才能見抜いて伸ばす力を高く評価している。 作中作ドラゴン急流」および各ドラゴンシリーズ作画担当ゆうきまさみ高畑 一寸たかはた いっすん) 演 - 滝藤賢一 デビュー作ツノひめさま」が10年長期連載を誇る人気漫画家人気実力ともに申し分なく作品アニメ化され、海外にもファンが多い。所有しているクレジットカード最上位グレードブラックカードで、スタイリッシュな調度品整えた部屋住み外食高級食材を扱う有名店を選ぶ。それらの潤沢な生活ができるのは漫画描き続けているからと言う自覚はあり、そのためか原稿を落とすことはほとんどない。 しかし、ひとたび私生活乱れるとそのまま仕事影響が出る傾向にあり、過去にも恋人とのトラブルが「ツノひめさま」の展開に悪い影響与えたこともある。現在も同棲中の恋人音に振り回され、彼女が高畑気を引こう家出するたびに『バイブス編集部巻き込み大騒ぎとなる。ブランド好きで浪費家音のおねだりには値札を見ることなく何でも買い与えている。 ライバル誌である『週刊エンペラー』の見坊から「本当に描きたい漫画描きましょう」と勧誘され、それを知った五百旗頭に「『ツノひめさま』は“本当に描きたい漫画”ではない」と告白し音を追い出してまで『エンペラー』への移籍意欲見せる。しかし『エンペラー』用のネーム構想どんなに巡らせても「ツノひめさま」が脳裏から離れない自分内心息衝き創作意欲湧き上がらせるツノひめさま」が“本当に描きたい漫画の上を行く漫画”だと気づき最終的には見坊の勧誘断った作中作ツノひめさま」の作画担当河合克敏成田 メロンヌ(なりた メロンヌ) 演 - 要潤 漫画界一と評判イケメン漫画家下ネタ少々含むシュールなナンセンスギャグ漫画描いているが女性ファンも多い。豪気大胆な絵柄ギャグ対極あるような、繊細落ち込みやすい性格持ち主。週の大半仕事場孤独な作業追われ過ごしていることもあり、世間風潮感覚読者求めているものを掴みきれず、分かりにくい独自のギャグ盛り込んだ漫画送り出していた。その結果読者アンケート順位は下がり続け6週連続最下位記録、ついに打ち切り宣告された。そのこと一時担当壬生いさかい起こしたが、打ち切り原因分析し進言した壬生和解し心機一転新作意欲見せるようになる新作「豆は豆でも大きいほうだ!!」の連載決定それに伴いCOMITIA会場の『バイブスブースサイン会行った。その表情には以前のような明るさ戻っていた。 作中作黄昏ボンベイ」の作画担当のりつけ雅春。 八丹 カズオはったん カズオ) 演 - 前野朋哉 漫画家三蔵山の元アシスタント。かつて『コミック FLOW』に読切作品タンポポ乗せて」が掲載されプロデビューをしたが、雑誌廃刊になったため憂き目をみる。その当時からの担当編集者である菊地力添えもあり、『バイブス』に移籍して連載始めることになった。妻と幼い子供がおり、慎ましやかな生活を送っている。1話師匠三蔵山から尋ねられオワコンの意味教えるが、三蔵山が一部読者から「オワコン」と評されていたことは知らなかった。『バイブス』では「タンポポ鉄道」を連載中絵柄は穏やかで柔らかいタッチストーリー突飛なものではないた瞬発的な人気得られ低迷していた。しかし心温まる内容である。2話では、作品一読した営業部部長の岡の心を動かし今期一推し作品のひとつに加えられた。心や小泉営業努力もあって、口コミ評判広がり単行本売り上げ右肩上がり伸びて重版出来繋がった作中作タンポポ鉄道」「タンポポ乗せて」の作画担当村上たかし中田 伯(なかた はく) 演 - 永山絢斗 新人漫画家。アルバイト傍ら独学描いた漫画原稿様々な出版社持ち込んでいたが、完成度の低い絵柄のため断られ続けていた。その原稿を『バイブス編集部持ち込んだ際、漫画家必要な天性才能素質備わっている直感した心が担当に付くこととなる。 画力粗削り技術未熟作画必要な知識もほとんど持っていないが、本人自覚はなかった。そのため壬生は陰で「中田ド下手伯」と呼び揶揄する。しかしストーリー練り方や独特のタッチは読む者を惹きつけ、原稿見た三蔵山も「下手なのは絵だけ」と高く評価三蔵山の下で作画技術学びつつ、持ち込み原稿新人賞向けに練り直すことになる。 完成作は『バイブス新人賞選考会議の場で、画力低さ相反する完成度の高いストーリーのため評価分かれたが、紛糾の末に新人賞決定漫画家目指す自身根気よく手を差し伸べ続け新人賞導いてくれた心を「女神」と呼び感謝笑顔見せた後日バイブス本誌掲載され新人賞受賞作を、他の掲載作と読み比べてようやく自身未熟さ気づき掛け持ちしていたバイト辞めて三蔵山のアシスタント専念し漫画を描くために必要なスキル身につける決意をした。 非常に複雑な家庭環境育ったことが示唆されており、そのため感情起伏乏しい。他人に心を閉ざし、率直すぎる辛辣な発言周囲を傷つけることも多い。特に母親女性に対してトラウマがあり、面倒見の良い女性戸惑い拒否を示す。 大塚シュート作品を「つまらない凡作と言い放つ一方で沼田ネーム高く評価しており、大塚プロデビュー果たし沼田漫画家諦めたことに納得がいかず、思い悩みスランプ陥るこれを機に周囲の人に目を向け個性観察することを意識的に行う。街中出てスケッチ試み努力重ねた。「ピーヴ遷移」の主要女性キャラクターにふさわしい容姿設定思い浮かばず行き詰まっていたが、偶然興都館ロビー出会った後田アユインスピレーション受けて克服。新連載会議提出できる原稿仕上がった連載決定報告受けた際には喜びのあまり奇声をあげ、「生きて良かった」と涙を浮かべた。 「ピーヴ遷移」は連載開始直後から話題となり、半年が過ぎるころには『バイブス』の人気作品のひとつに数えられるようになった。しかし中田自身アンケート順位評価興味がなく、編集部手配したアシスタント半ば放置して作画没頭し続ける。睡眠食事もほとんど摂らず、心身を削るような仕事ぶり案じる心の助言聞き入れず口論になるが、自らの頑なさは自覚しており、三蔵山の元を訪れ苦悩吐露した。説教でもなく叱責するでもない三蔵山のさりげないアドバイス言葉視野広さ感じ入るものを見出し自分心根向き合う。 「ピーヴ遷移コミックス第1巻発売前から期待の声が高く発売記念サイン会開催決定するものの、中田自身当初乗り気でなかった。しかし会場設置されブース歓喜表情で待つファン目の当たりにして、自身の作品対す世間の評価肌で感じ、ようやく心の助言腑に落ちるサイン会終了後同日開催され三蔵山の授賞パーティー駆け付け三蔵山の受賞挨拶感銘を受け、自身自己管理怠らず長くプロ漫画家ありたいと願うに至った。「ピーヴ遷移」は順調に売り上げ伸ばし、僅か数日重版出来決まった作中作「ピーヴ遷移」の作画担当松田奈緒子持ち込みver.)、ひなた未夢(新人賞ver.)。 東江 絹(あがりえ きぬ) 演 - 高月彩良 新人漫画家。大学サークル活動BL漫画描いており、またウェブコミック投稿サイトでも「キヌー」のペンネーム活動していた。画力は高いが、設定ネームなどの構成力に難がある真面目な努力家だが自分自信がなく、その性格ゆえにプロデビュー叶わない夢だと思っていたが、心と出会い機にプロデビュー志すうになる。しかしネーム行き詰まり就職するべきか漫画家志す苦悩している折、「キヌー」に目を付けていた安井から、人気小説ガール法則」のコミカライズデビューするよう持ちかけられ母親との確執相まってプロとして一歩踏み出した焦りと、心が経験の浅い新人編集者である事への不安から、安井申し出受け入れる。数か月後、中田伯と同じ号に掲載され同期デビュー安井の手腕も功を奏しコミカライズ版「ガール法則」は順調に売り上げ伸ばすが、安井一方的かつ無機的態度から、自分酷使されるだけの道具しかない思うようになり、次の仕事用意した安井申し出断り決別する親身になってくれていた心の手放したことを後悔しており、心と再会した際に謝罪するその後派遣社員として仕事しながら漫画描き続けている。 作中作「東の賢者と西の銃」「ガール法則」の作画担当白川ん。 大塚 シュートおおつか シュート) 演 - 中川大志 新人漫画家。本名大塚翔。『バイブス編集部に自ら持ち込んだ作品見込まれ五百旗頭担当として付くことになり、サッカー漫画KICKS」でプロデビューを果たす。「KICKS第一巻書店並んだ際には「この光景忘れない」と感激の声を発した。しかし、評価を気にしてネットで検索したところ「良い人しか出てこない偽善漫画」など、芳しくない感想見たことでスランプ陥る。しかし「僅かでも他人良いところ見出そうとする」彼自身前向きな性格現れから成るものだとわかり、今まで通り自分正直な漫画描き続けると自らを奮い立たせる作中作KICKS」の作画担当田中モトユキ古館 市之進(ふるだて いちのしん) 演 - ティーチャめいどのみやげ新人漫画家。78歳という老齢で、元は林業営んでおり、老後余生にかつて憧れた漫画家への道選んだ異例新人大手出版社数社に持ち込みをしては断られ続けており、『バイブス』でも対象読者層向けの作品ではないと判断した心に丁重に断わられた。しかし、老齢であっても新人”には変わりなく、可能性芽を摘むのは漫画編集者としてあるまじきことだと思いなおした心から中高年層向けの雑誌を扱う他社リストアップしたメモ手渡される数ヶ月後、古舘漫画口コミ人気に火が付き異例ヒット作となった和田は、古舘以前バイブス』へ原稿持ち込んだ老人だと知ると、地団駄踏んだ作中作「すうべにいる」の作画担当松田奈緒子おおつぼマキ加藤 了(かとう りょう) 演 - 横田栄司 かつて同社雑誌コミックFLOW』に連載し安井担当していた人気漫画家。元々は別の雑誌連載持っていたが、安井情熱負けてコミックFLOW』での連載引き受けた安井とはお互いに信頼し合っていたが、同誌の廃刊きっかけ亀裂生じ安井担当から外すことを条件連載漫画移籍承諾した。 主に野球漫画手掛ける作中作作画担当おおつぼマキ。 牛露田 (うしろだ ばく) 演 - 康すおん 20年前にタイムスリップもののギャグ漫画タイムマシンお願い」を大ヒットさせた天才漫画家本名後田博。当時高級クラブ札束ばらまくほど裕福だったが、その後新たな作品出せずにフェードアウトした。築いた富を投資失敗などで蕩尽したために生活は困窮しており、生活保護を受けながら、娘のアユ二人でアパート暮らしをしている。しかしプライド捨てきれず酒浸り毎日で、永年不摂生のために真っ直ぐな線すら描けなくなっており、娘からも愛想を尽かされている。 「漫画は紙で読むものである」という考え固執しており、また、自身ヒット作である「タイムマシンお願い」を「俺の魂」と称するほど大切にしているため、同作品の電子書籍化の使用許諾和田懇請しても、頑なに拒み続けた。しかし娘アユ通して亡妻祥子自分漫画愛していた事を思い出し、また15年前の亡妻言葉を偶然知った和田から聞かされて感極まり、ついに電子書籍化を承諾、娘とも和解する作中作タイムマシンお願い」の作画担当は、藤子不二雄A山縣 留羽(やまがた るう) 演 - 内田淳子 10年ぶりに新作発表した人気少女漫画家巷では「少女漫画界の神」とも呼ばれており、ファンからの愛称は「るうるう」。書店員の河は「山縣漫画人生変わった」と声にして憚らないほどの熱烈なファンである。それを聞いた小泉が彼なりの言葉でその逸話綴り先輩経由ファンレター送った後日山縣自ら勤務中の河のもとを訪れ、河を感まらせる。 作中作100万オトメバイブル」「音の作法」の作画担当は、いくえみ綾井上 桂二いのうえ けいじ) 『バイブス』のライバル誌週刊エンペラー』で大人気漫画「ヒッチポッチ」を連載する漫画家。 元は『バイブス』で五百旗頭組んで連載していたが、五百旗頭と共に立ち上げた「ヒッチポッチ」の企画前編集長に却下されたため、企画ごと『エンペラー』へ移籍した。そして「ヒッチポッチ」の大ヒットにより『エンペラー』を代表する看板作家となる。 沼田 渡(ぬまた わたる) 演 - ムロツヨシ 三蔵山のチーフアシスタント。大学時代新人賞獲得し漫画家志望して20年近く幾度も編集部作品ネーム持ち込んでいるが連載に繋がらず燻っている。しかし漫画世界から離れる覚悟もないため、アシスタント仕事続けている。 画力上のため三蔵山のアシスタントとなった中田才能目の当たりにし、長年プロデビューできない自分との差に思い悩むある日盗み見た中田ネーム圧倒され、その才能恐怖覚え彼のネームノートを心ならずも汚してしまったばかりか、師の三蔵山に心の動揺見抜かれてしまう。その後中田には嫉妬のため冷たい態度接するようになるが、長年描き溜めていたネームノートを、中田勝手に読まれた時、嫌いなはずの彼だけが、今まで誰も読み取ってくれなかった作品本質見抜いたばかりか自分にはまだ描けない作品だと絶賛されたことにより、中田漫画対す姿勢自分敵わないことを悟り40歳誕生日アシスタント辞めて漫画への未練断ち切り実家酒屋を継ぐ。のちに、酒のイベント知り合った女性との結婚が決まる。 三蔵山の近代芸術文化賞受賞記念パーティーには、実家扱っている日本酒の中で一番上等な酒「純米大吟醸酒“粋心”」の樽酒持って駆けつけた。 棚橋たなはし) 演 - 今井隆文 三蔵山のアシスタント同時放送テレビドラマ99.9-刑事専門弁護士-』第7話にも、本作とのコラボレーション一環として登場している。 栗山くりやま) 演 - 椿直 三蔵山のアシスタント神原かんばら) 演 - 松嶋亮太 三蔵山のアシスタント漫画家志しているが、三蔵山から認められないためデビュー機会得られず、フラストレーション鬱積し第1話時点ではネーム制作アシスタント仕事雑になっている。三蔵山のように何年連載押さえている漫画家がいるために、新人掲載チャンス巡ってこないのだと三蔵山を逆恨みし、仕事場飛び出してしまう。不満は攻撃的な感情置き換えられ、その矛先三蔵山に向けられ三蔵山の悪評書き連ねたインターネット掲示板コピー仕事場FAX送り付け三蔵山を精神的に追い詰める田町 幹夫(たまち みきお) 演 - 斎藤司トレンディエンジェル職業自称絵師」。『バイブス編集部に自ら作品持ち込む10年前一度ライバル誌週刊エンペラー』に読み切り掲載され担当がつくが、連載漫画掲載には至っておらず、業を煮やして『バイブス編集部訪れた態度横柄であり、自分連載チャンス訪れないのは、出版社側に見る目が無いのだと決め付けている。 新橋 タモツしんばし タモツ) 演 - 足立理 漫画アシスタント。『バイブス編集部に自ら作品持ち込む。しかし何を聞かれても返事曖昧で、編集者と漫画家コミュニケーション重視する心から不安視された。 中田アシスタント 演 - 田中聡元船崎良

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