漫画家の職業病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 06:48 UTC 版)
漫画家及び作画作業を補助する漫画アシスタントは長時間座って作画作業を行う典型的な座業であり、その作業上利き腕や目を酷使するため、職業病として腰痛・腱鞘炎・書痙・近視などを発症する者が少なくない。また、多忙などから治療を疎かにした場合などには往々に深刻な状態に陥り、これら(特に腰痛)によって長期休業を余儀なくされたり、最悪の場合には引退(廃業)に追い込まれる者も散見される。長時間のデスクワークでの運動不足かつネームや締め切りのストレス、不規則な睡眠時間や食生活等に陥る漫画家・アシスタントも多く、中年で過労死・突然死する短命な漫画家もいることからもわかるように、不健康な生活習慣になりがちな職業でもある。また、「ギャグ漫画家は精神を病みやすい」といわれており[誰によって?]、吾妻ひでお、鴨川つばめ、桜玉吉、山田花子、ねこぢる、田中圭一など、実際に深刻な精神状態に追い込まれた作家が多い。 漫画家・アシスタントだけでなく、編集業務を行う編集者も多忙を極める職業で、プレッシャーやストレスも多い激務であると言われており[誰によって?]、集英社入社以来週刊少年ジャンプ編集部一筋の叩き上げだった同誌7代目編集長・高橋俊昌が2003年に東京湾内の船上で行われていた同誌『ONE PIECE』のアニメ映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の製作発表会見の席でクモ膜下出血を発症して倒れ、突然死した例もある。
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