漫画家を志すまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:17 UTC 版)
9歳の時に父親と死別して以降、母親の手だけで育てられた。小学校3年生頃より漫画らしきものを描き始め、5年生の時に漫画家に憧れるようになり、ペンを買い久松文雄の『スーパージェッター』に似たものを描く。中学校に入り、母親に買ってもらった石森章太郎の『マンガ家入門』を擦り切れるまで読み、ペンの種類や描き方などを知る。この頃書きためた作品をまとめた個人誌「星」を製作する。高校のデザイン科に入学し、学友とともに「マンガ劇画同好会」を立ち上げるとともに同人サークル「CCマニア」に参加し、同人誌『でんでんむし』に作品を投稿していた。この頃の秋本の画風は周囲からの影響で劇画タッチだった。 高校卒業後、アニメーターを志し旧虫プロダクションのアニメーター採用試験を受けるも不合格であった。しかし旧虫プロダクションの紹介でタツノコプロに入社する。同社作品『カバトット』『かいけつタマゴン』『科学忍者隊ガッチャマン』などで2年間動画などを務めた。当時は同社の演出家だった布川ゆうじと共に仕事をしている。しかし仕事が多忙となり、病気で入院していた母の看病が週1度の頻度しか出来なくなったため退社。その後は「CCマニア」解散後に残った仲間と「漫画創作倶楽部」を結成。母の看病をしつつ、しばらく投稿漫画家生活を送る。
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