同棲とは? わかりやすく解説

どう‐せい【同×棲】

読み方:どうせい

[名](スル)一緒に住むこと。特に、正式に結婚しないまま同じ家で一緒に暮らすこと。「入籍せずに—する」


同棲(どうせい)


同棲

国によっては、国または州の役人によって執り行われる法律婚 1通してのみ、(夫婦間の)合法的結合公認されるまた、教会法従った宗教婚 2法的拘束力を持つとみなされている国もある。民法もしくは宗教的儀式によって承認されてはいないけれども、ある程度安定した結合、たとえばそれぞれの地域的伝統従った内縁 3などに対しても、社会的および法的認知与えられる場合があるが、その認知程度は国によって異なる。男女結びつきを示す用語にはいろいろなものがあり、それぞれ異なった種類の関係および社会的容認程度示している。合意婚 4という用語は社会的に認知され安定した結合指し友愛婚 4という用語も類似した含意持っている自由結合 5および一時的結合 6という用語は、共に必ずしも同棲 7を伴うとは限らないより不安定な結びつき意味している。いずれにしても合法的であるか否か別にして、性別異にする二人の人間安定した結びつき有する場合その人たちを夫婦 8と呼ぶ。人口学者が用い夫婦的結合 8という用語は、合法的結合、そして合法的でないある程度安定した結合双方を指す。


同棲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 17:11 UTC 版)

同棲(どうせい)は、一つのに一緒に住むこと。一般に結婚していない人が共に生活することを指すことが多いが、その概念規定は多様である[1]

解説

日本の法制度上では、結婚していない(相思相愛の関係にある)男女が、同一の住居に共同生活を送っている状態のなかで、同一世帯に属するなどの条件によって、社会的に結婚関係として認知される「内縁関係」ないし「事実婚」と見なされるが、同棲はその社会的条件に至っていない状態を指す[2]。また、ゲイレズビアンといった同性同士のカップルの同居には法制度上の保護が無いため、養子縁組をした場合を除いて同棲として扱われる[3]

ヨーロッパなどでは、結婚せずに同棲のみするカップルが増えている。その背景となるものとして、既成の結婚観を規定していた宗教の影響力が低下したこと、避妊技術の向上、性役割の変化などが考えられている[4]

日本では同棲は合法であるが、世界に目を向けた場合、たとえばアメリカのいくつかのでは法律によって禁止されている[5]

スウェーデンにおける同棲

スウェーデンでは、結婚したカップルの99%が同棲を経ているという。ただし、スウェーデンの同棲(サムボ、Sambo)は「お試し婚」とも言われ、結婚に似た性質をもつ。

たとえば、生まれた子供に対する養育義務は双方にある一方、財産権は別個のままであり、破局しても分与はされない。[要出典] この制度が1988年に施行されたあと、出生率は上昇したと言われている[6]。最近では、サルボ (Saerbo) というのもある。これは平日は一緒に暮らしておらず、週末だけ一緒に過ごすというもの[7]

脚注

  1. ^ 野々山 1989, pp. 34–36.
  2. ^ 「事実婚は何がメリット? 同棲との違いは住民票」 日経ウーマンオンライン、2017年12月15日閲覧。
  3. ^ 砂川 2009, pp. 9–11.
  4. ^ 善積 1993, pp. 60–62.
  5. ^ 「60日服役の「同棲禁止法」、米フロリダ州が約150年ぶり廃止へ」 - ロイター、2017年12月15日閲覧。
  6. ^ 「お試し婚」の役割を果たすサムボ
  7. ^ 河本佳子『スウェーデンののびのび教育』新評論、2002年、p.219

参考文献

関連項目


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