原稿とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 産業 > 出版 > 原稿 > 原稿の意味・解説 

げん‐こう〔‐カウ〕【原稿】

読み方:げんこう

印刷公表するもののもとになる文章書画写真など。特に、その目的文章書いたもの。「—を執筆する」「—の締め切り」「写真—」

演説講演など草案。「—を棒読みする


げんこう 【原稿、original copy,copy】


原稿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 08:36 UTC 版)

原稿(げんこう。: manuscript)とは出版するために出版社編集者印刷会社に渡される著作物のこと。または、発表する文章書くなどしたもの。かつては文字通り、原稿用紙に著者の直筆で書かれた物を指していたが、ワードプロセッサの普及以後は電子化されたデータを指す事が多い。

欧米出版業界の場合、"manuscript"の語には次のような特別な用例もある:

  • 定式化されたフォーマットである「short story manuscript
  • 受理原稿(AM Accepted Manuscript)のこと。査読前のプレプリントのPDFファイルを指す場合もある[1]。査読は済んだが出版に必要な編集・組版作業が行われてない段階のものを指すこともある[2]

原稿フォーマット

原稿用紙の存在しない欧米の出版社でも、ある程度定められた原稿の形式が存在していた。DTPの普及によって、物理的な活字を並べる本来の意味での組版作業は不要となり、著者が自分で最終的な出版物と同形式の原稿を作ることも可能となったが、依然として多くの出版社が、旧来のガイドラインに沿ったフォーマットでの原稿を求めている。原稿のフォーマットは、作品の種類や出版社によっても違っており、著者はそれに従うことになっている。

出版社のガイドラインは著者にとって最も重要なフォーマットの指標である[3]スタイルガイドも、「事実上、すべてのプロの編集者は、(多数存在するスタイルガイドの)うちの一つを原稿を出版するための編集作業において用いている」ため重要である[4]。 しかしながら、個別の出版社ごとに存在する基準の方が、常にスタイルガイドに優先して適用される[5]

関連項目

脚注

  1. ^ アカデミック・スキルガイド” (PDF). 北海道大学附属図書館 (2015年11月13日). 2023年4月11日閲覧。
  2. ^ 新たな調査により、研究者が選好する論文のバージョンに関する知見を得る | Nature Portfolio”. www.natureasia.com. 2023年4月11日閲覧。
  3. ^ Sambuchino, Chuck; The Editors of Writer's Digest Books (2009). Formatting and Submitting your Manuscript (3rd ed.). Cincinnati, OH: Writer's Digest Books. pp. 5, 10. ISBN 978-1-58297-571-9. https://archive.org/details/formattingsubmit00samb/page/5 
  4. ^ Stevenson, Jay「A Note on Style and the Modern Language Association (MLA)」『The Pocket Idiot's Guide to Grammar and Punctuation: A Handy Reference to Resolve All Your Grammatical Problems』Alpha Books、2005年、viii頁。ISBN 978-1-59257-393-6https://books.google.co.jp/books?id=L7R3EAAAQBAJ&newbks=1&newbks_redir=0&lpg=PP1&hl=ja&pg=PT6#v=onepage&q&f=false2023年4月15日閲覧 
  5. ^ Sambuchino, Chuck; The Editors of Writer's Digest Books (2009). Formatting and Submitting your Manuscript (3rd ed.). Cincinnati, OH: Writer's Digest Books. pp. 10–11. ISBN 978-1-58297-571-9. https://archive.org/details/formattingsubmit00samb/page/10 

原稿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 10:07 UTC 版)

Alan Wake」の記事における「原稿」の解説

アランには覚えのない、しかし彼自身の手になる小説の原稿。内容アラン直面している事態そのもの随所断片手に入り入手時点の少し後に起きることが書かれているものが多い。アラン以外の登場人物心理や行動を知ることもできる

※この「原稿」の解説は、「Alan Wake」の解説の一部です。
「原稿」を含む「Alan Wake」の記事については、「Alan Wake」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「原稿」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

原稿

出典:『Wiktionary』 (2021/08/17 14:25 UTC 版)

名詞

稿げんこう

  1. 印刷する元となる文章写真
  2. 発表する文章を紙に書いたもの。

発音(?)

げ↗んこー

「原稿」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



原稿と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「原稿」の関連用語


2
100% |||||





7
稿料 デジタル大辞泉
100% |||||

8
句稿 デジタル大辞泉
98% |||||

9
新稿 デジタル大辞泉
98% |||||

10
旧稿 デジタル大辞泉
98% |||||

原稿のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



原稿のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
印刷関係用語集印刷関係用語集
Copyright (C) 2025 K'sBookshelf All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの原稿 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのAlan Wake (改訂履歴)、ロマン大賞 (改訂履歴)、ユダヤ古代誌 (改訂履歴)、同人誌印刷所 (改訂履歴)、サー・トマス・モア (改訂履歴)、ペトロフ事件 (改訂履歴)、完全犯罪 (小栗虫太郎) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの原稿 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS