査読
査読
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 10:09 UTC 版)
査読(さどく、英: peer review、ピア・レビュー)とは、学術雑誌に投稿された論文を、その分野を専門とする研究者が読んで内容の妥当性などをチェックし、掲載するか否かの判断材料にする評価や検証のことである[1][2]。研究助成団体に研究費を申請する際のそれも指すことがある。審査(しんさ、refereeing)とも呼ばれることがある。
注釈
出典
- ^ a b c 【焦点】福井大教授「査読偽装」か メールで質問事前共有「圧力で従わざるを得ず」/用語解説「査読」『毎日新聞』朝刊2022年6月11日2面(同日閲覧)
- ^ a b 『新英和大辞典』第6版(研究社)
- ^ 『広辞苑』第6版(岩波書店)
- ^ a b c d e Getting published in Nature: the editorial process, Nature
- ^ a b c d e f Manuscript selection
- ^ a b c d PNAS Submission Guidelines
- ^ ACM Transactions on Architecture and Code Optimization誌の査読の解説
- ^ Peer review—reject, accept, or major revision?, The Lancet Neurology, Volume 2, Issue 9, Page 517, September 2003
- ^ a b Reviewer Guide, ACM Transactions on Architecture and Code Optimization
- ^ a b Software and Systems Modeling, Guidelines for Editors
- ^ IEEE Computer Society, Peer Review for Journals
- ^ New England Journal of Medicine, Publication Process
- ^ Applied Physics Express
- ^ Science Express
- ^ 日本物理学会誌投稿規定
- ^ Editorial Policy, Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)
- ^ Mastroianni, Adam. “The rise and fall of peer review” (英語). experimentalhistory.substack.com. 2023年2月16日閲覧。
- ^ 榎木英介『嘘と絶望の生命科学』(文春新書、2014年)pp.188-189
- ^ John Maddox (2003). “How genius can smooth the road to publication.”. Nature 426: 119. doi:10.1038/426119b.
査読
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 22:27 UTC 版)
「パテント (機関誌)」の記事における「査読」の解説
特集原稿であっても、一般原稿であっても、掲載前に編集者が査読して、必要に応じて筆者に修正を依頼して内容の質を担保している。たとえば、既に発表されている他論文の寄せ集めにすぎないものや、特定の企業・商品宣伝などは不掲載の方針である。また二重投稿を防止する観点から、未発表論文のみを受け付けており、査読から掲載までの待機中に他誌への同一論文の投稿も禁止されている。
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査読
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 10:17 UTC 版)
arXivは時間のかかる査読プロセス(平均して数ヶ月、長いと一年以上かかる)を避けて、素早い情報交換を行なうことを目的として設置されている。そのため、基本的に登録された論文の内容を精査してから公開・非公開を決める、という作業はしていない。とはいえ完全にフリーパスだという事ではない。あまりにひどい論文は削除されたり、登録分野から移動させられたりする。 例えば2001年にアメリカのテネシー州在住の創造論者が、神による宇宙の創造を説く十篇の論文をarXivに登録した事がある。この論文はarXivのスタッフによって全てサーバから削除され、登録者のアカウントは停止された。ただ論文の登録者はこれを不服としてarXivの管理者を相手取って訴訟を起こした。
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査読
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 18:34 UTC 版)
「Scientific Reports」の記事における「査読」の解説
Scientific Reports は、論文掲載料に基づくビジネスモデルで成立しており、概念上PLOS ONE と似た、メガジャーナルとみなされている。本誌の編集委員会(英語版)は委員数千人と規模が非常に大きい。査読モデルとして、受理される論文は「方法論と分析が科学的に正当で、技術的にしっかりとしていなければなら」ず、査読者は論文を「自身の感じる重要性やインパクトで評価していない」ことを確実にする必要がある、という2点の規準を採用しているが、この手法は疑問視されている。リトラクション・ウォッチが伝えるところによれば、複製・改竄された画像を含む2016年の論文が査読で看過されてしまったことも批判を招いた。最終的にこの論文は、2016年6月に撤回された。 編集者のマーク・マスリン (Mark Maslin) は、追加料金を支払うことで生物学論文の査読を優先的に行う試験プログラムを導入したことで、辞任に追い込まれた。このプログラムは、1か月間続いた。
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