DTP
「DTP」とは、机上出版・卓上出版のことを意味する表現である。
「DTP」とは・「DTP」の意味
「DTP」とは「Desktop Publishing」の略語であり、机上出版や卓上出版のことを意味する。パソコン上で印刷物のデータを作成し、プリンターで出力することである。「DTP」がない頃は、製版のための原稿を作り、版に起こして印刷する必要があったため、出版物を制作するために多くの人の手が必要であった。「DTP」があればそれらの作業を一人で行えるため、作業時間を大幅に短縮することが可能になった。IT業界においては、「DTP」は「Dynamic Trunking Protocol」の略語として用いられている。接続する相手とネゴシエーションし、相手ポートの設定に合わせて、自動的にトランクポートにするかアクセスポートにするか決めるプロトコルのことを指す。ただし、DTPで行われるネゴシエーションは、同一のvlanトランキングプロトコルのスイッチとの間だけである。また、ネットワークスイッチのモデルによっては、デフォルトとなるDTPモードが異なるため、スイッチのモデルを変更したりOSを変えたりすると、デフォルトの設定が変わることがあるので注意が必要である。
医療においては、「DTP」はジフテリア・百日咳・破傷風の3種の混合ワクチンのことを指す。任意接種となっており、乳幼児期に4回摂取した後、就学前、もしくは11歳~12歳、成人になってから1回ずつ摂取するのが一般的である。貿易関連用語としては、「DTP」は「Duties & Taxes Paid」の略語として用いられており、関税と税金が差出人に返還されることを意味する。通常、関税は税関で運送業者によって支払われ、その後、運送業者から受取人に支払いの請求が行われる。
「DTP」の読み方
「DTP」の読み方は、「ディーティーピー」である。「DTP」の熟語・言い回し
DTP作業とは
「DTP作業」とは、パソコン上で印刷物のイラストや写真、文章などのレイアウトをしたり、データを修正して印刷できるデータを作成したりすることを指す。
DTPデザイナーとは
「DTPデザイナー」とは、印刷物のイラストや写真の画像処理をしたり、美しくレイアウトしたりする業務を行う。「DTPデザイナー」になるには特別な資格は必要ないため、未経験でも働くことができる。ただし、基本的には色彩感覚やデザインセンスなどは身につけている必要がある。デザインスクールやオンラインスクールなどで学び、印刷会社に就職するのが一番の近道である。DTPの平均年収は370万円~600万円ほどとなり、勤務先や経験、スキルによって異なる。
また、「DTPデザイナー」と似たような職業として「グラフィックデザイナー」があるが、仕事内容は少し異なる。「DTPデザイナー」は印刷物のデザイン・レイアウトを行うのに対し、「グラフィックデザイナー」は印刷物だけでなくWeb媒体などグラフィック全般を行う。
DTPオペレーターとは
「DTPオペレーター」とは、デザインのデータを調整・編集して印刷用のデータを作成する仕事である。細かい作業を黙々と行う仕事であるため、集中力がある人に向いている。また、デザインについてデザイナーとやり取りすることも多いため、地道に作業ができるだけでなく、コミュニケーション能力がある人に向いてる仕事である。
DTPソフトとは
「DTPソフト」とは、「DTP」を行うためのソフトである。有料のソフトだけでなく、フリーソフトもある。「DTPソフト」の代表的な例は、次の2つである。
・Adobe InDesign(アドビインデザイン)
Adobe InDesignは、グラフィック描画ソフトのIllustratorや画像編集ソフトのPhotoshopとの互換性が高く、使い勝手が良いため「DTPソフト」業界で世界のトップシェアを誇る。縦書きにも強いため、日本でも高い支持を得ている。
・QuarkXPress(クォークエクスプレス)
操作性が高く、根強い人気のある「DTPソフト」で、長い間「DTP」業界において標準ソフトとして使われてきた。近年はAdobe InDesignに押され気味であるが、細かく設定できるため根強い人気がある。
ディー‐ティー‐ピー【DTP】
読み方:でぃーてぃーぴー
ディー‐ティー‐ピー【DTP】
読み方:でぃーてぃーぴー
DTP
DTP
読み方:ディーティーピー
別名:机上出版,卓上出版,デスクトップパブリッシング
DTPとは、パソコンやワークステーションをベースに、プリンタやスキャナなどの周辺機器を組み合わせた机上環境を使って、文書類の印刷物を作成することである。
過去には、印刷物を作成する場合、文書作成やレイアウト、文字組み、版下作成、製版、印刷などの工程を各専門職が手分けして行っていたが、DTPでは、すべての作業を個人の机上で、手軽に一括して行えるのが特徴である。
なお、DTPでは、印刷や製本に至る一連の作業をサポートするPageMakerやQuark、WordPerfectなどの各種ソフトウェアを活用するのが一般的である。
ソフトウェア: | Adobe Acrobat ComicStudio dpi DTP Display PostScript EPS ポートレートモード |
DTP
DTP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 06:49 UTC 版)
DTP(Desktop publishing、デスクトップ・パブリッシング)とは、日本語で卓上出版を意味し、書籍、新聞などの編集に際して行う割り付けなどの作業をパソコン上で行い、プリンターで出力を行うこと。
注釈
出典
- ^ 『週刊ダイヤモンド』1988年10月15日号、p.32
- ^ 『コンピュートピア』1987年10月号、p.131
- ^ 『月刊印刷時報』1990年6月号、p.58
- ^ 『月刊印刷時報』1990年6月号、p.34
- ^ 『月刊貿易と産業』1987年10月号、p.71
- ^ 3年遅れの日本のDTP : 1984-94 公益社団法人日本印刷技術協会
- ^ DTPはMac OS X、CS3/4に移行したのか:アンケートに見る日本のDTPの現場
- ^ a b “20周年を迎えたInDesign日本語版が、日本でトップシェアになるまでの歴史 (1)”. マイナビニュース (2021年2月17日). 2023年4月6日閲覧。
- ^ 大谷イビサ「PostScript、デジタルフォント、InDesign 日本語DTPを当たり前にしたアドビの技術」『ASCII.jp』 角川アスキー総合研究所、2022年3月24日
- ^ こんなときはイラレよりInDesignが断然便利 ─画像配置&縦中横&ルビ編─ - Adobe Creative Station
- ^ Power PointをDTPソフト的に使う人が増えています。 - 印刷通販運営日誌
DTP (Data Tools Platform)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:22 UTC 版)
「Eclipse (統合開発環境)」の記事における「DTP (Data Tools Platform)」の解説
関係データベース管理システム (RDBMS) などによるデータ中心のアプリケーション開発をサポートするプラグイン。
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「DTP (Data Tools Platform)」を含む「Eclipse (統合開発環境)」の記事については、「Eclipse (統合開発環境)」の概要を参照ください。
DTP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/01 03:54 UTC 版)
「Computer Typesetting System」の記事における「DTP」の解説
米国では1985年にAppleのMacintoshとともにDTPが普及しはじめ、日本でも1986年から1987年にかけてDTP元年と騒がれた。DTPはレイアウト編集をWYSIWYGで行い、ページ記述言語(PDL)でレイアウト結果を出力する。PostScriptがPDLのデファクト・スタンダードとなった。当初はPostScriptに対応する日本語Type 1フォントが少ないことなどで、プロユースとしてはなかなか使えなかった。 DTPで出力するデータはPostScriptのプログラムであり、商業印刷ではこれをイメージセッターで版下とする。企業内印刷ではレーザープリンタが使われた。1990年代初めにはPostScriptに対応する日本語フォントが充実し、ラスターイメージプロセサ(RIP)が改良されるなど、DTPの実用的環境が整った。 電算写植システムは、1990年代にはDTPによって代替された。 現在のタイポグラファー(現代の植字工)の手元のコンピュータには、次のものが含まれる:テキストエディタ、組版ソフトウエア(composition software)、デジタルフォントのライブラリー、フォント管理ツールとフォントエディタ。
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「DTP」の例文・使い方・用例・文例
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