シー‐エム‐ワイ‐ケー【CMYK】
CMYK
読み方:シーエムワイケー
別名:CMYKカラーモデル,プロセスカラー
CMYKとは、色の表現方式で用いられる、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、黒(Black)の4色の組み合わせのことである。
CMYKにおけるCMYの3色は、減法混色の理論に基づき、配分を調整して混ぜ合わせることによってあらゆる色の表現を実現する。黒色も理論的には表現可能であるが、実際の印刷物上でCMYから充分な黒色を生み出すことは困難であるため、特に黒色を加えて色の表現を行っている。
減法混色は反射光によって色を表す組み合わせである。そのため、減法混色の理論によるCMYKの組み合わせはもっぱら印刷物などで採用されている。減法混色に対して、発光によって色を表現する色の組み合わせは、加法混色と呼ばれる。加法混色としてはRGBがある。RGBは、PCのディスプレイやデジタルカメラでの色表現にが採用されている。
CMYK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 09:37 UTC 版)
CMYKカラーモデルはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4成分によって色を表す色の表現法の一種である。
- ^ Gatter, Mark (2004). Getting It Right in Print: Digital Pre-press for Graphic Designers. Laurence King Publishing. pp. 31. ISBN 1856694216
- ^ 最上位はグレーインクを装備:キヤノン、新インクで発色を向上させた複合機/プリンタ08年モデル ITmedia PC USER、2008年9月17日
- ^ “スクリーン角度” (日本語). 大同印刷株式会社. 2021年4月6日閲覧。
CMYK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 09:06 UTC 版)
理論上、CMYをすべて均等に混ぜると黒色になるが、インクや紙の特性上、CMYのインクを混ぜて綺麗な黒色を作るのは技術的に困難であり、通常はすべてを混ぜても濁った茶色にしかならない。そこで、黒(Key plate)の発色を良くするために、別途黒インクを用いるようになったのがCMYKである。キー・プレート (key plate) とは画像の輪郭など細部を示すために用いられた印刷板のことであり、通常黒インクのみが用いられた。なお、Kは"blacK"の略とされることが多いが、これは俗説で本来誤りであり、ブラックはBkと書く。日本の印刷業界では黒インクを「スミ(墨)」と呼ぶことがある。印刷物では、黒は文字などで多用されるため、インクの節約にもなるので、現在ではもっとも使われている。
※この「CMYK」の解説は、「色空間」の解説の一部です。
「CMYK」を含む「色空間」の記事については、「色空間」の概要を参照ください。
- CMYKのページへのリンク