モノクロフィルム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 03:50 UTC 版)
モノクロームフィルムは、光の強弱のみを記録する白黒写真の写真フィルムを指す和製英語で、もっぱらカラー写真のカラーフィルムに対して使われる語である。モノクロはモノクロームの略である。[1][2]もともとはフランス語で「単一の色彩で描かれた絵画」である「単色画」、「単彩画」を指す美術用語で、必ずしも白黒を意味しない[2][3]。白黒写真のことは、英語では black-and-white, フランス語では noir et blanc と、たんに「黒と白」を意味する語で呼ぶ[3](文化圏により、黒を先とするのが一般的な場合と、白を先とするのが一般的な場合がある。日本では一般的には「白黒」の順だが、英語などからの訳であることを重視する場合などは「黒白」とされることもある)。
- ^ デジタル大辞泉『モノクロ』 - コトバンク、2011年12月10日閲覧。
- ^ a b デジタル大辞泉『モノクローム』 - コトバンク、2011年12月10日閲覧。
- ^ a b カメラマン写真用語辞典『モノクローム』 - コトバンク、2011年12月9日閲覧。
- ^ a b Langford, p.160.
- ^ Langford, p.157.
- ^ a b デジタル大辞泉『パンクロマチックフィルム』 - コトバンク、2011年12月10日閲覧。
- ^ Langford, p.158.
- ^ デジタル大辞泉『グレースケール』 - コトバンク、2011年12月10日閲覧。
- ^ a b c 大石恭史「カラー銀塩感光材料の技術革新史 第1部 分光増感 (上) 1920 年代まで」『日本写真学会誌』第70巻第5号、日本写真学会、2007年、296-298頁、doi:10.11454/photogrst1964.70.295、2018年1月11日閲覧。
- ^ Ralph E. Jacobson; Sidney F. Ray; Geoffrey G. Attridge; Norman R. Axford. The Manual of Photography: Photographic and Digital Imaging (9th ed.). Focal Press. p. 208. ISBN 978-0-240-51574-8
- ^ Geo. F. Greenfield, (1912-10). “Practical Panchromatism in the Studio”. Wilson's Photographic Magazine 49: 460-461 2018年1月11日閲覧。.
- ^ "Photography", The Encyclopædia Britannica, 1911, vol. 21, p. 518.
- ^ http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0081.html
- ^ “白黒フィルム、販売再開=今秋に新製品-富士フイルム”. 時事通信(2019年6月10日作成). 2019年6月11日閲覧。
- ^ “富士フイルム、今秋にも黒白フィルム販売再開へ”. TBSテレビ(2019年6月10日作成). 2019年6月11日閲覧。
- ^ 世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現で超高画質を実現黒白フィルム「ネオパン100 ACROS(アクロス)II」新開発 富士フイルム、2019年6月10日閲覧。
- ^ 135サイズ「ネオパン400PRESTO」および120サイズ「フジカラーPRO400」販売終了のご案内富士フイルムイメージングシステムズ株式会社、2014年3月6日閲覧。
- ^ コーティング設備の老朽化から生産に支障をきたし製造中止を発表、efke日本代理店かわうそ商店、2014年3月6日閲覧。
- 1 モノクロフィルムとは
- 2 モノクロフィルムの概要
- 3 現行のパンクロマチックフィルム製品の一覧
- 4 参考文献
モノクロフィルム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 16:52 UTC 版)
黒と白の濃淡(モノクロ)で表現するフィルム。現在でもよく使われ、カラーフィルムの現像プロセスで現像するモノクロフィルムも市販されている。かつてはネガフィルムだけでなくリバーサルフィルム(ポジフィルム)も製造されていた(8ミリ映画用モノクロフィルムは大半がリバーサルだった)。現在は一部の現像液を用いて反転現像処理をすることでポジが得られる。
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