非銀塩写真
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:38 UTC 版)
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非銀塩写真(ひぎんえんしゃしん)は、ハロゲン化銀以外を感光材料等として使用した写真。
概要
資源量が限られ、高価な銀を使用しない写真に関しては古くから研究が進められてきた。1970年代のシルバーショックはこの動きを加速することになった。複写の用途では電子写真が普及し、レントゲン写真の用途では輝尽性蛍光体やフラットパネルディテクタを使用した撮影装置が普及した。電気信号に変換しない化学的な手法による非銀塩写真は保存性、感度の問題により青写真やジアゾ式複写機、光硬化樹脂による印刷用の版の作成等、一部に留まる。
参考文献
- 日本写真学会. (1982). 写真工学の基礎;[非銀塩写真編].
- 山之内昭夫. "非銀塩感光材料の技術動向 エレクトロニックイメージングの立場から." 日本写真学会誌 44.5 (1981): 395-405.
- 岩岡武彦. "有機系非銀塩感光材料." 学 会 出版 セ ンター (1992): 61.
- 大上進吾. "新しい感光材料." 精密機械 32.375 (1966): 300-308.
- 石井鐵太. "銀塩を凌いだ非銀塩デジタルカラープリント." 日本写真学会誌 67.6 (2004): 517.
関連項目
非銀塩写真
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 19:34 UTC 版)
詳細は「非銀塩写真」を参照 感光材料にハロゲン化銀を使用せずほかの材料を使用する写真の総称で写真技術の黎明期から開発が進められ、青写真やジアゾタイプが実用化された。シルバーショック後に脱銀化が加速したが、従来の銀塩写真を置き換える用途においては感度、貯蔵性に劣るといった弱点がある。 広義には、アナログ式の電子カメラである電子スチルビデオカメラや、デジタルカメラによる写真も非銀塩写真の(広義には)一種といえる。なお「電子写真」という語は、普通紙用複写機(Plain Paper Copier)の静電方式、いわゆるゼログラフィを指して以前は広く使われた語であった。
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