色収差とは?

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いろ しゅうさ -しうさ [3] 【色収差】

レンズ通して物体の像をつくるとき、光の色によって屈折率異なるため像のできる位置倍率異なること。そのために像がぼやけたり縁が色づいたりする。光学器機では屈折率異なレンズを二種以上用いて、これを補正する。

色収差

レンズを通過した光はCCDに像を結ぶ場合、正確に1点に集まるのが理想だが、実際はレンズ収差があるため多少のズレが生じる。波長によって光の屈折率が異なり、画像上で色がズレてしまう色収差もそのひとつだ。

(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。


色収差 chromatic aberration

レンズ入射する電子エネルギーばらつきのために起きる収差。すなわち、光軸上の一点から放出された電子エネルギー速度)がばらついていると、レンズ入射したときの屈折率が違うため、光軸上の異なった場所に集束し、半径 r の拡がりを持つ。この拡がりは、r=CcαΔE/Eとなり、電子エネルギー加速電圧 E )に反比例し、エネルギーばらつき(ΔE)に比例する。比例係数は色収差係数chromatic aberration coefficient)と呼ばれ、Ccで表される。ここでαは開き角である。SEM加速電圧が低いので、電子銃から放出された電子エネルギーばらつき問題であり、とくに低加速電圧での影響大きい。なお、色収差という言葉は、エネルギー違い波長違いを意味することから、光学レンズならって名付けられたものである
色収差

関連する用語

色収差

【英】:chromatic aberration

入射電子線や試料透過した電子線エネルギー波長)が様々な要因で拡がり(幅)を持つと、レンズでの屈折角度が波長によって異なるため、結像の際、像がぼけること。電子線エネルギーの拡がりは、加速電圧の不安定電子銃からの放出電子初速度ばらつきベルシュ効果や、レンズコイルの励磁電流変動による焦点距離変動などで起きる。また、試料厚くなると(10nm以上)、非弾性散乱による電子エネルギー損失波長変化)もを引き起こす

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色収差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/25 19:42 UTC 版)

色収差(いろしゅうさ、: chromatic aberration)とは、レンズ類で像をつくるときに、レンズ材料の分散が原因で発生する収差で、像の色ズレとしてあらわれる。


  1. ^ ミノルタAFレフレックス500mm F8(ソニーSAL500F80)のように、オートフォーカスを実現した例外もある。
  1. ^ a b 鶴田 (1997). 第4・光の鉛筆. ISBN 491585115X. 
  2. ^ JIS Z 8120:2001
  3. ^ 鶴田 (1990). 応用光学I. ISBN 4-563-02331-0. 
  4. ^ 光ガラス株式会社. “ECO GLASS Pg,F-νd DIAGRAM”. 2008年4月7日閲覧。


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