かん‐ど【感度】
感度
感度
もともとはフィルムが光に感じる度合いを示したもので、標準化されたのはASA(アメリカ規格協会)の定めたものだった。それがJIS(日本工業規格)として日本でも標準化された。しかし、ドイツにはDIN(ドイツ工業規格)があり、また旧ソ連では独自のGOST(ゴスト)という感度表記もあった。のちにISO(国際標準化機構)が国際規格として、ASAおよびDINに準拠した規格を決めた。これがISO感度で、現在でもフィルムではたとえばISO100/21°のように表記する。なお、デジタルカメラの撮像感度は便宜的なもので、ISO感度で表記してあるが、フィルムの感度とは必ずしも一致しない。
→ ISO感度 参照
感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 22:23 UTC 版)
感度(かんど、英: sensitivity)は、統計的な概念の一つ。分野によって定義が異なっているが、おおむね「ある対象に与えた刺激とそれに対する応答の関係」に関わる指標である。
感度 (火薬学) - 火薬の外部からの刺激に対する爆発感度性の尺度。
感度 (写真) - ISO感度。国際標準化機構(ISO)で策定された写真フィルムの規格であり、あるフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す。
感度 (電子工学) - 電子デバイスにおいて、ある信号対雑音比を有する出力信号を生成するために必要な入力信号の最小値。
感度 (計測機器) - 計測機器の分野においては、感度限界、感度係数のどちらかを意味する。
感度 (無線) - 無線電信において、アンテナの利得、受信機の感度を指したり、受信状態を表現するのに用いられる。
感度 (検査) - ある検査について「陽性と判定されるべきものを正しく陽性と判定する確率」として定義される値。
脚注
感度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/16 16:42 UTC 版)
13C NMRはプロトンNMRでは直面しない数多くの測定を複雑化させる要因を持つ。13C NMRは1H NMRと比べて感度がかなり低い。炭素は天然同位体として12C、13C、14Cをもつが天然存在比98.9%と大部分を占める12Cおよび1.2×10−8 %の14Cは、スピン量子数が0であり磁気的に不活性でNMRで検出できない。13C同位体はスピン量子数1/2で磁気的に活性でNMRによって検出可能であるが天然存在比1.1%と微量である 。加えて、磁気回転比(6.728284 107 rad T−1 s−1)は1Hのわずか1/3であり、感度がさらに下がる。13Cの総合「相対感度」は1Hよりも約4桁低い。 この存在比の問題は同位体濃縮によって克服できる場合もある。 有機化合物の典型的な測定では、13C NMRは1ミリグラムの試料のスペクトルを記録するのに数時間を必要とし(1H NMRでは15から30分)[要出典]、スペクトルの品質は低くなる。核双極子はより弱く、α状態とβ状態のエネルギー差はプロトンNMRの4分の1であり、ボルツマン分布の差はそれに応じて小さい。
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「感度」の例文・使い方・用例・文例
- 高感度フイルム
- 高感度フィルム
- カメラに高感度のフイルムを装填する
- かなり感度が良い
- 写真乾板の感度を減じる
- 彼らは高感度センサーを取りつけた。
- 我々は、自社のサービスの好感度を調査し、更にサービスを向上させます。
- このセンサーは高感度を要求されています。
- この製品は高感度を要求されています。
- それは感度がとてもいい。
- 高感度フィルムは出してもいいですか。
- 【写真】 高感度フィルム.
- 高感度電波受信機.
- 感度のよいフィルムで撮ったので, 景色がきれいに写っている.
- 感度はいかがですか. どうぞ.
- 感度良好!
- 高感度レンズ
- 感度、味覚または判断が欠如しているさま
- 痛みや圧迫の感度の測定
感度と同じ種類の言葉
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