センサーとは? わかりやすく解説

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censor

別表記:センサー

「censor」とは、「検閲官」「検閲する」といった情報意見監視して制限した取り締まったりする人のことやその行為のことを意味する英語表現

「censor」とは「censor」の意味

「censor」は名詞動詞両方働きを持つ英単語である。名詞としては「検閲をする人」「検閲官」「監査官」という意味を持つ。可算名詞として用いられることが一般的である。動詞としては「検閲する」「検閲して削除する」という意味を持つ。

制限監視検閲の意味使用される英単語であり、多く文脈使用される新聞出版物映画など対象用いられることが多かったが、近年ではさらに広い範囲使用されるようになっている例えば、インターネット上コンテンツなどを監視し不適切内容取り締まるフィルタリングのような意味で用いられるケースなどがある。

「censor」の発音・読み方

「censor」は「sénsər(センサァ)」と発音する最初の「s」は、無声の「歯茎摩擦音」である。舌先歯茎押し当て、息を吹き出すことで発音する。続く「e」は「前舌母音」となる。日本語の「エ」に近く、口を半開きにして、舌の前部下げた状態で発音する「n」鼻音である。舌の裏上顎接触させ、鼻から息を出すイメージ発音するのがポイントである。次の「s」も先程同様の歯茎摩擦音」である。「o」は「ə」という発音になる。これは日本語にない「曖昧母音シュワ)」という音であるが、口を半開きにして、やや力を抜いて発音するのがコツである。最後有声の子「r」となる。舌の後ろ部分上げ声帯振動させながら発音する

「censor」の語源・由来

「censor」の語源は、古代ローマ役職である「censor」に遡る。この役職は、国勢調査実施公共道徳監督財産登録など、国家秩序維持する重要な役割担っていた。なお、「censor」の動詞形は「censere」というラテン語で、「評価する」「意見述べる」といった意味を持っていた。中世ヨーロッパになると、教会書物芸術作品道徳的な内容監督する役割担っており、「検閲」という概念現れた。この時期、「censor」は「教会検閲官」を指す言葉として使用されるようになった

17世紀になると、イギリスでも「censor」を英語に取り入れている。18世紀に入ると、印刷業界発展するにつれて、「censor」の意味変化した今度は、印刷物中に含まれる不適切内容取り除く役割を持つ人々を指すようになったその後、この言葉映画やテレビなどのメディアで使用されるようになった。現在では、「censor」は、政府その他の機関出版物映画テレビ番組音楽など検閲するための人や仕組み行為を指す言葉として一般的に使用されている。

「censor」と「sensor」の違い

「censor」と「sensor」は、スペル似ているため混同されることがある。「sensor」は、「感知装置」「検出器」「センサー」という意味を持ち物理的な量や情報測定するための装置を指す。これは、温度・湿度、音・光、加速度位置圧力など、様々な情報測定することができる。自動車航空機電子機器医療機器などの多く機器使用されている。このように、「検閲」を意味する「censor」とは全く意味が違うため、取り違えないよう注意する必要がある

なお、「sensor」の発音は「sénsər」あるいは「sénsɔ̀r」と、話者によっては「censor」と全く同じ発音になる。 そのため、リスニングでの判別難し場合が多い。両方単語の意味整理し文脈判断することが大切である。

「censor」の使い方・例文

「censor」は以下の例文のように使用することができる。
「The censor meticulously examined the content.」(検閲官は、内容綿密に調査した。)
「The government censored its books.」(政府はその書籍検閲した。)
「The censor removed any offensive language.」(検閲官は、不快な言葉をすべて削除した。)
「The artist's work was strictly censored.」(その芸術家作品は、厳しく検閲をされた。)
The newspaper had to be censored.」(その新聞は、検閲されなければならなかった。)
In those days, all public discussion and debate was censored.」(当時は、公開討論ディベート全て検閲された。)

センサー【sensor】

読み方:せんさー

人間感覚代わり温度圧力磁気・光・ガス超音波電磁波などを検知検出する器具電気信号変換するものが多い。


センサー

読み方せんさー
【英】:sensor

探索者目標物と他のものを区別して「これが目標物である」と認識する手段をセンサーという. センサーは目標物の「存在, 不在」を検出するもの(試薬検知器)と, 目標物の「方位 および/または 距離」情報与えるものがある. 探知探索では警報用以外は後者のセンサーが用いられる. センサーには見逃し(第1種の過誤)と虚探知(第2種の過誤)が避けられないので, 複数回の重複探索や, 広域探索精査2段探索が必要であり, 探索法複雑化される.


センサー

【仮名】せんさー
原文sensor

熱、光、圧力などの刺激反応して判定あるいは解釈可能な信号発生する装置

センサー

名前 Senser

センサ

(センサー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 06:06 UTC 版)

IoTで利用されるスマートセンサ(人や動物の動きを検出する)

センサまたはセンサー: sensor)は、自然現象や人工物の機械的電磁気的熱的音響的化学的性質あるいはそれらで示される空間情報・時間情報を、何らかの科学的原理を応用して、人間や機械が扱い易い別媒体の信号に置き換える装置のことをいい、センサを利用した計測・判別を行うことを「センシング」という。検知器: detector)とも呼ばれる。

定義

センサはトランスデューサーの一種と言えるが、明確な定義はされていない。センサという言葉は、トランスデューサーのみを指す場合もあれば、トランスデューサーに増幅・演算・制御・出力等の機能を合わせた装置を指す場合もある。

構成

センサによる測定は、出力信号の処理によって以下の方式に分けられる。

  1. センサが変換した物理量を人間が直接判読するケース(Direct Indicator)
    人間が認識可能な媒体(など)に置き換える必要がある。
    • 水銀温度計は、周囲温度を、水銀熱膨張を用いて、視覚情報に置き換える。
    • ケトルの笛吹は、お湯の温度を、蒸気圧の性質を用いて、聴覚情報に置き換える。
  2. センサが一旦変換した物理量を、人間が判読可能なように更に変換し直すケース
    センサからの情報を、電子回路が処理できるように、一旦電気信号に置き換える。電子回路が取得した信号は、AD変換器を使用したり、コンピュータおよびディスプレイを通して測定結果を読むなど人間が読めるように変換する必要がある。
  3. センサが変換した物理量を人間が判読しないケース
    センサからの情報を電気信号に置き換えて、処理・蓄積し、システムをコントロールするために使う。人間の関知しないシステム内部で、システムの性能・安定性・安全性を向上する。

多くのセンサは、電気的・電子的な機能、構造になっており、測定器、電子・電気機器、制御機器等に組み込まれることで機能が発揮される。MEMS技術の進歩により、多くのセンサが従来よりもはるかに高い感度に達している。

具体例

  • 電気メーターは、電気の使用量を、電磁回転板などのトランスデューサを用いて、デジタル表示に置き換える。

センサと似たもの

  • 太陽電池は、光を電気に置き換えるトランスデューサではあるが、物理情報ではなくエネルギー取得を目的とする場合はセンサと呼ばない。昔、セレン光電池を露出計AEカメラ(当時はEEと称した)でセンサとして使っていた例や、昼間太陽電池で充電し夜になると光り出すような装置で発電力の低下を検出しトリガーにしている、など例外もある。

応用分野

センサは現代社会のあらゆる分野で活用されている。自動車鉄道船舶航空宇宙などの交通システム、機械化学農業土木エネルギーなどの産業ビジネス、医療防災住宅防犯などの生活環境、宇宙ロボットなどのハイテク領域において、普及が進んでいる。

分類

原理による分類

機械量

光・放射線

電気

磁気

化学

時空間による分類

用途による分類

    • 漏液センサ(リークセンサ) (読み:ろうえき)
    • 液検知センサ(レベルセンサ)
  • 硬度
  • 湿度
  • 流量
  • 傾斜
  • 地震センサ

選定

目的とする物理情報・検出原理・センサの形態によって、多種多様なセンサが存在する。

目的とする物理情報が同一であっても、検出原理として様々な手段がありうる。条件に適った最適なセンサを選び出すには、測定対象とセンサの性質をよく考慮する必要がある。

また、センサはその目的上、厳しい物理的環境下に晒されながら使用されるケースもある。実用の際は、ノイズによる誤検出や故障が起きないように、検出方法を吟味し、適切な使用環境・防護形態の下で使用する。

先進的センサ

スマートセンサ

スマートセンサ(smart sensor)、あるいはインテリジェントセンサ(intelligent sensor)は解析、情報処理の能力が付加されたセンサである。スマートセンサには測定対象に複数のセンサでもって測定を行う。一度に複数のデータを取得し、異常な値や例外値を取り除き、データを処理しそれを蓄積する。これにより、自動校正機能、自動補償機能が備わっているといえる。また、その他の種類のセンサとセンサネットワーク通信機能で組み合わせて統合されたデータの測定も可能である。

センサフュージョン

センサフュージョン(: sensor fusion)、あるいはセンサ融合は、視覚聴覚触覚嗅覚味覚などの多くの種類の感覚情報から融合した知覚を用いてセンシングすることである。

センサフュージョンは、複合、統合、融合、連合の4つに分類することができる。

複合(: multisensor
複数のセンサから得られた情報を並列的・相補的に組み合わせた出力を得ることを複合的処理という。
統合(: integration
それぞれのセンサから得られた情報に演算処理を行い、まとまった情報を得ることを統合的処理という。
融合(: fusion
ある現象に対して、それを測定する複数のセンサの出力から、データ同士の処理を行い、1つの知覚を得ることを融合的処理という。
連合(: association
センサから得た情報間の関係を調べ、出力を得ることを連合的処理という。

関連項目

脚注



センサー(旧)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:25 UTC 版)

シールドライガー」の記事における「センサー(旧)」の解説

シールドライガー耳部

※この「センサー(旧)」の解説は、「シールドライガー」の解説の一部です。
「センサー(旧)」を含む「シールドライガー」の記事については、「シールドライガー」の概要を参照ください。

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センサー

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 12:39 UTC 版)

語源

英語 sensor音写

名詞

センサー

  1. 対象空間情報時間情報を、科学原理応用して、媒体信号置き換える装置

発音(?)

せ↘んさー

関連語


「センサー」の例文・使い方・用例・文例

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