広母音
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現代日本語標準語において広母音は音素 /a/(あ)として認識される。広母音の範囲での差異は全て異音として扱われる(例:「みあげる [æ̞̃]」「あおい [ɑ̝]」)[1]。
分類
広母音は様々な観点から分類できる。以下はその一例である:
国際音声字母
国際音声記号における広母音は円唇性と舌の前後に基づいて以下のように分類できる:
舌の前後 | ||||
---|---|---|---|---|
前舌 | 中舌 | 後舌 | ||
円唇性 | 非円唇 | [a] - 非円唇前舌広母音 | [ä] - 非円唇中舌広母音 | [ɑ] - 非円唇後舌広母音 |
円唇 | [ɶ] - 円唇前舌広母音 | [ɶ̈] - 円唇中舌広母音 | [ɒ] - 円唇後舌広母音 |
なお、国際音声記号は中舌広母音に単体の記号を割り振っていない。そのため中舌広母音には中舌化補助記号トレマ [◌̈] を用いて表現するのが一般的である。
狭めの広母音
広母音ほど舌の位置が低くないものを狭めの広母音(せまめのひろぼいん)と呼ぶ。
- 前舌母音
- [æ] - 非円唇前舌狭めの広母音
- 中舌母音
- [ɐ] - 中舌狭めの広母音
脚注
出典
参考文献
- 木村, 琢也 (2010). “IPA(国際音声記号)の基礎 : 言語学・音声学を学んでいない人のために”. 日本音響学会誌. 66 (4): 178–183.
関連項目
「低母音」の例文・使い方・用例・文例
低母音と同じ種類の言葉
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