シールドライガー
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シールドライガー (SHIELD LIGER) は玩具メーカートミー(現タカラトミー)が展開した「ゾイド」シリーズの背景設定に登場する架空の兵器。本記事ではその各派生機についても記載。
注釈
- ^ タカラトミーより2016年3月に発売された「MP シールドライガー」においては全長29.5m、全高9.4、重量121tと大型化したスペックデータとなっている。
- ^ a b 2006年11月にコトブキヤより発売された『HMM シールドライガー』、および2007年2月に発売された『HMM シールドライガー・デザートタイプ』の組立説明書においては、ハイパーチャージャーはアシストチャージャー、冷却用ジェネレーターはインタークーラーとエア・ベイルシステムが前後肢で混在したものとなっている。また、爪部はアタッククローと呼称される。一方で、2011年12月発売の『HMM シールドライガー バン仕様』や、2019年11月発売の『HMM シールドライガーDCS-J』においては爪部の装備をストライククロ―と記載している。
- ^ シールドライガーの登場後は、オーガノイドシステムを導入した発展型であるブレードライガーや、過去のゾイドの戦闘ノウハウやデータを元に[12]等、共和国・帝国を問わず数多くのライガー系ゾイドが登場している。
- ^ 中央大陸戦争戦争時代においてもシールドライガーとサーベルタイガーの戦力比は1:1であり、武装面での性能差はない。ただし、機体速度においてはシールドライガーに分がある力関係となっている[14]。
- ^ テクニカルデータによっては装備個所を四肢だけでなく、タテガミ部側面も含めたものが存在する[3]。
- ^ 2016年3月発売「MP シールドライガー」の商品パッケージにおいては、「マイクロウェーブとプラズマ弾性体によってビームを防ぐ装備」とされている。
- ^ エネルギーシールドを装備する設定は第一期シリーズ(1983~1991年)時点で存在するものだが[9]、同シリーズの展開時に作中で使用された描写は見られない。1987年に放送されたテレビCMでは鬣部に光線らしきものを受ける描写が確認されるが[2]、これがエネルギーシールドを使用したものであるかは不明。第二期シリーズ(1999~2006年)においては、バトルストーリー作中における対セイバータイガー戦において、そのビーム攻撃に対しエネルギーシールドを使用している[21]。その他にシールドライガーがデスザウラーの大口径荷電粒子ビーム砲を受けた際にもEシールドを展開したが、貫通され半身を消失した[22]。『ゾイドバトルストーリー』においては、その他のゾイドもブレードライガーがデススティンガーやジェノブレイカーの荷電粒子砲をこれで防護[23]、デススティンガーがブレードライガーとジェノブレイカーの荷電粒子砲、ハイデンシティビームキャノンを防護(後に突破されシールドが損壊)[24]、ゴジュラスギガがデスザウラーの荷電粒子砲を[25]、セイスモサウルスのレーザー砲を受けたレオストライカーがEシールドを展開(その後に突破され部隊ごと全滅)[26]しており、主にレーザーやビーム攻撃に対して使用している。
- ^ トミーが監修した「SMACK ZOIDS」においては「四足獣猫科ゾイドの中にライオン型、ライガー型、タイガー型が存在」とし、系統図においてもライオン型から中央大陸種のライガー型(シールドライガー)への分岐が示唆されている[12]。一方で、『ゾイドアートスタチュー』においては、シールドライガー、ブレードライガー、ライガーゼロの元になった野生体として、ライガーゼロ野生体と同様のデザインの「ライガー野生体」が説明されている[28]。また、2006に発売されたプラモデルキット「HMM-001 RPZ-02シールドライガー」の組立説明書参照においては「タイガー型(サーベルタイガー)をベースとしたライオン型ゾイドであるため、ライガーと呼称された」とする異なった説明がなされている。
- ^ 同時代のゾイドは長い年月をかけてクローニングしてきたゾイドを開発ベースとすることが主流となっており、そのようなゾイドを用いた性能の向上には限界を来している[31]。
- ^ 資料によってはライジャーの開発ベースはライオン型ゾイドの変異体に位置付けられている[5]
- ^ この地名は学年誌掲載時[15]、および「ゾイドバトルストーリー3」掲載時[33]のもので、「ゾイドバトルストーリー2」掲載時には省略された。
- ^ コトブキヤより2008年9月に発売された『HMM ブレードライガーAB レオン仕様』の組立説明書においては、闇バトルにて損傷したために放棄されたとされている。
- ^ コトブキヤより2008年3月に発売された『HMM シールドライガーMk-II』においてはキャノンビーム砲が2連ビームキャノンへと呼称が変更されている。また、エネルギータンクはパワーアシストコントローラーへと改変された。
- ^ 一方で、コトブキヤより2008年3月に発売された『HMM シールドライガーMk-II』の組立説明書においては開発経緯が変更されており、本機は「シールドライガーの生産向上型の機体」としている。また、本機の登場時期には既に戦死しているはずのヨハン・エリクソン大佐が開発に携わっており、「レオマスター」の称号を持つとの独自の設定がなされている。また、キャノンビーム砲の呼称も改変されており、荷電粒子砲として扱っている。
- ^ 攻略本『ゾイド〜白銀の獣機神ライガーゼロ〜必勝攻略法』双葉社刊(ISBN 978-4-575-16272-1)では、全長、全高、重量、最高速度のいずれも通常機のものがそのまま転記されているため注意。
- ^ 重量が増加したため運動性が低下したとする資料[55]、追加装備によって運動性が低下したとする資料[53]も存在する
- ^ 「シールドライガーDCS-J」商品パッケージ下面にはその他の追加装備とともに記載されているが、商品パッケージ後面および機獣新世紀ゾイド公式ファンブック2巻の武装図解では省略されている。
- ^ 7機のうちレイ・グレック中尉の機体はニクシー基地攻略の際に失われており[60]、他のレオマスターも何人かはブレードライガーやライガーゼロに機種転換した。
- ^ 機体諸元は発売当時ポータルサイト『ゾイドユニバース』で公開されていた壁紙より。武装は外形より判断可能なもの。
- ^ アニメの第6話では機体を照合した共和国軍のオコーネルが「20年以上前に登録を抹消された機体」と説明しており、元は共和国軍に配備されていたことが示唆されている。一方で、2011年2月に発売されたプラモデルキット「HMM RZ-007 シールドライガー バン仕様」の説明書においては中央大陸戦争時代に共和国軍で開発されたシールドライガーMk-IIIが、数年前の戦闘で大破したものとしている
- ^ 第37話でブレードライガーが使用した際には、機体に取り付いた古代昆虫を焼き切る描写も存在する。また、劇中では物理的な壁のようにシールドを発生させているような描写も存在し、第63話のデススティンガーに使用された電子振動フィールドなど、度々破砕する場面も見受けられた
- ^ これはゲーム「ゾイド -ZOIDS- 邪神復活!〜ジェノブレイカー編〜」において「シールドアタック」という必殺技として再現されている。
- ^ この改造作例の掲載企画として、金メッキのレドラーの主翼が抽選の景品となった[77]。
出典
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- ^ ゾイドオリジナル ジェノリッター登場機体・人物紹介 - ウェイバックマシン(2017年12月19日アーカイブ分)
- ^ “ゾイド シールドライガー "スラスターガン仕様 コンセプトモデル”. Youtube タカラトミーチャンネル. 2020年4月9日閲覧。
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