セイバータイガー
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セイバータイガー(SABER TIGER)は、玩具メーカートミー(現タカラトミー)が展開する『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。本記事ではゾイド第1期シリーズ(メカ生体ゾイド)時に発売されたサーベルタイガーおよび各種派生機の概要も記載。
注釈
- ^ タカラトミーより2016年8月に発売された『MP セイバータイガー』においては全長21.6m、全高10.8m、重量93.6tと大型化している。
- ^ コトブキヤより2008年6月に発売された「HMM セイバータイガー」の組立説明書においては、耳部分にセンサー、足首部分に対地センサーを有している。
- ^ 一方で、2008年6月に発売された「HMM セイバータイガー」の説明書においては「西方大陸のトラ型野生体のコアに変更した」としている。
- ^ 暗黒大陸戦争に突入したZAC2101年においてもセイバータイガーは高速戦闘隊への配属が確認され[15]、依然として同部隊における主力機として扱われている[16]。しかしながら、ヘリック共和国軍のブレードライガーとの戦力比較においては勝率は3割ほどとなる[17]。なお、評価値においては操縦性と山岳地での地形適応能力を除くすべてのスペックでセイバータイガーを凌駕するライトニングサイクスであるが[16]、こちらもその火力ではブレードライガークラスのEシールドを貫通できないことからその勝率は4割に留まっており[17]、共和国軍において同等の戦力の機体はシールドライガーDCS-Jであると位置づけられている[17]。
- ^ しかしながら、高速ゾイドに匹敵する機動力・白兵戦能力を有するにもかかわらず高速ゾイドと呼称されないゾイドも存在し、西方大陸戦争から登場したジェノザウラーやレブラプター、ガンスナイパーといった機体群は強襲戦闘隊に配属されている[22]。
- ^ a b コトブキヤより2010年5月に発売された『HMM グレートサーベル』および2011年2月に発売された『セイバータイガーゴールド』においてはビームガンは「20mmソリッドライフル」へと変更された。尚、エネルギータンクであった個所はサブジェネレーターとなっている。また、耳部はステルス処理が施された「電波反射仕様外装」とされている。
- ^ SSは「シュバルツスペシャル」の略[40]
- ^ 他には、アイアンコングSS、ダークホーンなど
- ^ RSはレイヴンスペシャルの略[54][55]。
- ^ TSはタイガーススペシャルの略[58]。
- ^ a b c 2003年4月発売のゲームソフト『ZOIDS SAGA II』ゲーム内データを参照。ただし、背部火器は近距離キャノン(アニメ『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』第8話の追加装備に近似)に交換した仕様。
- ^ a b c d ゾイド -ZOIDS- 邪神復活!〜ジェノブレイカー編〜 公式ガイドブック(2000年、小学館)[29]。なお、ゲーム画面中のひらがな表記・短縮名は、漢字表記・玩具キットの正式名表記(第2期シリーズの名称)で記載している。
- ^ 継続時間は最大5分[66]
- ^ 一方で、「HMM セイバータイガー」の説明書においては本機の野生体の原生地を中央大陸のドルネオ山としている[69]。
- ^ サーベルタイガーは奇襲攻撃を得意とするが、小学館「ゾイド公式ファンブック4」においては後発機であるセイバータイガーのステルス性評価はヘルキャットと比較し低く見積もられている
- ^ その後、共和国軍に占領されたバレシア基地において大量のサーベルタイガーが鹵獲され、それから得たデータを元に共和国軍がシールドライガーが開発される[77]。
- ^ この作戦においてゼネバス帝国軍はシンカーによる空爆によって防御線に穴をあけ、次いでブラックライモスが先陣を切ってその穴を防護し、サーベルタイガーとヘルキャットの高速部隊が陣地に進行、レッドホーンとアイアンコングがその背後をカバーする作戦を取った。しかしながら、このハドリアンウォールにおける戦いそのものが共和国側の作戦であり、意図的に陣地内の防御を手薄にし、奥深くに帝国高速部隊が侵入したところで潜伏していたシールドライガー、コマンドウルフからなる共和国高速部隊が奇襲を開始。最終的に同地は南北から共和国軍によって包囲される形となった[77]。
- ^ この際のスチール写真は、『ゾイドバトルストーリー』の折にはノーマル機のサーベルタイガーが噛み付く部分のみ掲載されている[70]。
- ^ ただし、カットによっては尾部に火器を装備する姿も見られる[83]。
- ^ 一方で、2010年5月に発売された「HMM グレートサーベル」組立説明書の解説においては、デスザウラー開発に伴い、技術が飛躍的に向上したゼネバス帝国がその技術を試験的に導入して開発した機体としている。その結果、各性能が格段に強化されたが、生産性と操縦性も悪化し、一部のエースパイロットのみに配備されることになった。その名前には「偉大な剣」の意味が与えられ、共和国軍からは「ライガーキラー」「漆黒の雷獣」として恐れられていたという。
- ^ トミーが1989年に製作していた『ゾイドバトルビデオ』においては、同部隊のデスザウラーがノーマル仕様となっていた[90]。
- ^ 学年誌掲載分ではややストーリーが異なり、ベアファイターの破壊状況から「敵はサーベルタイガー5機」と推定したシールドライガー部隊が追跡してくるが、グレートサーベルが単機で返り討ちにしている[93]。
- ^ なお、同じ場面が学年誌版ストーリーではサラマンダーVによる空襲からの攻撃で倒されたことになっている[95]。
出典
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