センサーの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 06:37 UTC 版)
「アイスキューブ・ニュートリノ観測所」の記事における「センサーの種類」の解説
アイスキューブはメインとなるセンサーの他に、いくつかの種類のセンサーで構成されている。 各stringの真上(氷の表面付近)にもチェレンコフ光検出施設があり、IceTopと呼ばれる。アイスキューブは北極側から地球を通り抜けてきたニュートリノが変化してできたミュー粒子を検出することが主な目的であるため、南極上空から降ってくるミュー粒子は雑音となる。IceTopは南極上空から降ってくる空気シャワー(宇宙線が大気に衝突して発生する粒子群、ミュー粒子を含んでいる)を地表で検出するためにあり、深部にあるメインのセンサー群と同時計測(コインシデンス計測)を行うことで不要なミュー粒子を計測から除外することができる。 86本のstring群の中でも中央の6本は"Deep Core strings"と呼ばれ、100Gev未満の低エネルギーの検出能力を持つ検出器である。"Deep Core strings"のDOMは、氷の透明度の最も高い深さ1760-1850mおよび2107-2450mの間のみに設置されている。
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