CUBEの内部構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 14:47 UTC 版)
本作に登場するCUBEは、前作のような薄暗い部屋としての演出はなされておらず、蛍光灯のように全面が明るく白い壁となっており、周りの状況を視認しやすい。扉はタッチ式の自動ドアとなっていて、上下に開く(劇中、何度タッチしても開かない扉も確認されている)。最大の特徴といえるのは、時間と空間、そして引力が一定に繋がっておらず、部屋ごとに一種のパラレルワールドとなっていることである。このため、別の部屋に移動する際、死んだはずの人物と何度も出会ったり、自分自身と遭遇するといった現象も起こる(劇中ではこの事象を利用して食糧を確保する人物も登場する)。また、一旦扉が閉じると、次に同じ扉を開いた際は別の部屋に繋がっており、一度扉が閉まることは、別次元に繋がることを意味している。 時間制限があり、時間が尽きるとキューブという次元自体が崩壊・消滅する。 冒頭の映像から被験者の肉体自体は別の場所にあり、精神体のみキューブに入れられていることを示唆しており、被験者の1人が自ら設定したゲームプログラムのスピード設定に気づくなどデジタル世界を臭わす発言もあるが、劇中では確定的ではない(その部屋だけプログラム世界とも考えられる)。 トラップとしては、以下のものがみられた。 壁から透明な細長い立方体が無数に伸びてきて肉体を削る。ただし材質は不明であり、前作の針トラップと違って、先端もとがっておらず、速度も遅いが、頭をえぐるほどの威力がある。 音に反応して宙に多角の輪(初期形状は二次元状の四角)が出現し、複雑に高速回転しながら無数に広がっていき、ミキサーの如く、肉体を一片残さずに切り刻む。追尾式であり、壁に跳ね返る。殺害後は縮小して再び消える。こちらも材質は不明。 透明な壁が迫る。実体壁ではなく、次元の波状壁。 時間の流れが早く、自らの残像が視認できる部屋では一定時間いるとミイラ化し、無重力のように慣性の法則が続く(被験者の1人は自分がプログラミングしたゲーム設定に気づく)。
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CUBEの内部構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:49 UTC 版)
「キューブ (映画)」の記事における「CUBEの内部構造」の解説
一辺が約4.2mの立方体の小部屋からなる。 小部屋の上下左右前後の六面は全く同じ構造・デザインとなっている。 一つの面は囲の字で、中央に正方形のハッチ式扉が一つ、井の形に2本の細い梯子が縦方向・横方向共に埋め込まれている。 壁は全面発光パネルとなっており、電子基板を連想させる幾何学的な模様が浮き出る。発光パネルの発色は部屋によって白・赤・青・緑・薄茶と様々であるが、カラーリングが意味するところは不明。 このような小部屋を1単位として、一辺が130mの立方体である外壁の内側にぎっしりと積み重なっている。 上記のように、どの部屋も基本構造は全く同じであるが、部屋によっては殺人的なトラップが仕掛けられている場合がある。 扉は隣接する部屋の扉と連動しており、手動で自由に開閉し、そこから近傍の部屋を覗き込んだり、ハッチをくぐって移動することができる。 センサーおよびトラップには様々なタイプがあるが、どれも発動するまでは壁面に格納されているため、一見してトラップの有無を判別することは困難。「罠のある部屋に入る」=「即死」というわけではなく、罠やセンサーの種類によっては、回避したり、発動させずに通過することもできる。 劇中で見られたセンサーおよびトラップは以下のものがある。 センサー 加圧・振動探知機 音声探知機(扉の開閉音には反応しないようになっている) 接触探知機 分子探知機(靴などには反応せず、人体に反応するようになっている。探知しやすくするためか、このセンサーが設置されている部屋は空気が乾燥している) トラップ 可動式のワイヤーナイフ ガスバーナー 薬品(溶解性の高い劇薬) 無数の針
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