ざつ‐おん【雑音】
雑音
【英】: noise
反射地震探査法では、地下地層境界からの反射波を“信号”と定義し、それ以外の波動を“雑音”と定義している。重複反射回折波、屈折波、屈折反射波、表面波、爆破によって生じる爆破孔近傍の雑振動、自然地動、風、人工振動、高圧線誘導のほか測定機の特性に基づく雑音はすべて“雑音”の範疇{はんちゅう}に入る。反射法地震探査の測定上および解析解釈上好ましくない波動、振動がいわゆる雑音と定義されているが、一次反射波以外の地震波動でも地質構造解釈上、極めて有益な情報になり得る場合が多いので、定義上は“雑音”であっても扱い方次第で実質上の“信号”となる。地震波記録上、一次反射波の強さ(振幅の大きさ)に対する他のすべての雑音波の強さの比率を“信号対雑音比”( S/N 比、signal-to-noise ratio)と呼んで反射波の質評価の基準とするが、統計的・確率論的扱い方によってその定義は多少異なってくる。 |

雑音
ノイズ
(雑音 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/18 09:19 UTC 版)
ノイズ (英: noise) とは、処理対象となる情報以外の不要な情報のことである。歴史的理由から雑音(ざつおん)に代表されるため、しばしば工学分野の文章などでは(あるいは日常的な慣用表現としても)音以外に関しても「雑音」と訳したり表現したりして、音以外の信号等におけるノイズの意味で扱っていることがある。映像に関連する文脈では雑像とも呼ばれる[1]。西洋音楽では噪音(そうおん)と訳し、「騒音」や「雑音」と区別している。
- ^ https://doi.org/10.3169/itej1954.11.349
- ^ 深田博己著『インターパーソナルコミュニケーション』(北大路書房、1998年)pp.22-23
- ^ J.D.Ingle & S.R.Crouch, "Spectrochemical Analysis" Prentice Hall, 1988.
雑音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 15:53 UTC 版)
振幅や周波数が不規則に変動する音。ただし、自然科学や工学では音以外についても有意な情報を含まず必要な信号を取り出す邪魔になる成分を雑音と呼ぶ。
※この「雑音」の解説は、「音」の解説の一部です。
「雑音」を含む「音」の記事については、「音」の概要を参照ください。
「雑音」の例文・使い方・用例・文例
- お客様は雑音のないコードをご希望されたので、追加で1つにつき15ドルが、2つのヘッドホンの合計金額に加算されます。
- 私のサブウーファーから雑音がする。
- 私はあなたと電話をしている時、雑音が多くてよく聞こえませんでした。
- このビデオは凄い雑音が聞こえる。
- 私はもはやその雑音に我慢する事はできなかった。
- 私の父は仕事中は雑音を一切好まない。
- 雑音のせいで仕事に集中できません。
- ラジオに雑音が入る。
- その雑音は、私の神経にさわります。
- あの雑音には我慢できない。
- (無線受信時の)雑音.
- (雑音・妨害音などがなく)はっきり聞こえる信号(音).
- ものすごい雑音.
- 厚手のカーテンは通りの雑音を遮断するのに役立つ.
- (レコードの)表面の雑音.
- そのラジオ番組は雑音が多くて聞きにくかった.
- 裁判官は外部の雑音に耳を貸してはいけない.
- ひどい雑音か大きくて不快な音と共に
- 隣人が眠ることができるように、雑音を押さえてください
- 乱暴的である、あるいは突然である、雑音が多いさまの
雑音と同じ種類の言葉
- >> 「雑音」を含む用語の索引
- 雑音のページへのリンク