白色雑音とは? わかりやすく解説

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はくしょく‐ざつおん【白色雑音】

読み方:はくしょくざつおん

ホワイトノイズ


ホワイトノイズ

別名:白色雑音
【英】White noise

ホワイトノイズとは、音声などに混入するノイズの中で、全ての周波数帯域においてエネルギー均一に混入した雑音のことである。

音の周波数グラフ表現すると、ホワイトノイズでは雑音均一に混入しているため平坦に近いグラフとなる。このグラフを光の波長置き換えると、白色を示す周波数特徴一致することから、ホワイトノイズと呼ばれている。

なお、ホワイトノイズに対して周波数の高い音ほどエネルギー弱くなるようなノイズピンクノイズ呼ばれる。これは周波数を光に置き換えた場合に、波長長い赤い光ほど赤く見えることに由来している。

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ホワイトノイズ

(白色雑音 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 23:50 UTC 版)

ホワイトノイズ (White noise)[1]とは、ノイズの分類で、パワースペクトルにおいて広い範囲[2]で同程度の強度となっているノイズを指す。「ホワイト」とは、可視領域の広い範囲をまんべんなく含んだ光が白色であることから来ている形容である[3]。派生語のようなものにピンクノイズがあり、周波数成分が右下がりの光がピンク色であることによる。よく聞くノイズの例で擬音語で表現するなら、「ザー」という音に聞こえる雑音がピンクノイズで、「シャー」と聞こえる音がホワイトノイズである。


  1. ^ 「白」などと訳すこともあるが、「ノイズ」という語は音以外のあらゆる信号類に混入する非信号成分を指して使われるため、文脈を見ずに機械的に訳すと誤訳を招く。
  2. ^ 理論上、直流から無限大Hzまで全て含む、といったような連続的な信号は存在し得ない(ステップ信号のような一過的現象では異なる)ので、実際の所、可聴域とか可視域などを対象として議論することになる。
  3. ^ 人間の視覚の特性上、RGBがあればそれぞれに集中していても白く見せることはできるので、逆は真ではない。


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