光源色としての白
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 01:16 UTC 版)
白は、人間の網膜の3種類の錐体(:L,M,S;(RGB表色系における)R,G,B;Red,Yellowish Green,Bluish - Purple/Purplish - Blue.)の全てが「対等的、均質的」に強く刺激された場合に感じる色である。それ故、全ての波長の可視光線を「対等的、均質的」に含んだ光は無彩色的に見える(黒や灰色・鼠色に見える)。更に、強く反射していれば、白に見える。そして、その光を白色光と呼ぶ。これに因んで、全ての音の波長の信号が均等に含まれた全くランダムな音の波形のことをホワイトノイズ(白色雑音)と呼ぶ。 ただ、人間の目に白く見えるためだけならば赤、緑、青の3つの光を適切な比率での混合によっても実現でき、カラーTVのブラウン管の白色はそのようにして構成されている。蛍光灯に代表される照明機器の光も、可視光の全領域において均等ではない。そのような擬似的な白色光は物体表面で反射するときの特性が本来の白色光とは異なるため、色合いがやや不自然に見える場合もある。厳密な色の比較を行うことが要求される仕事では、標準光源とよばれる太陽光に近い特殊な照明装置を使用する。 また、ウェブブラウザでwhiteと指定したときは、#FFFFFFとして定義される。
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