自己相関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/06 15:04 UTC 版)
自己相関(じこそうかん、英: autocorrelation)とは、信号処理において時間領域信号等の関数または数列を解析するためにしばしば用いられる数学的道具である。大雑把に言うと、自己相関とは、信号がそれ自身を時間シフトした信号とどれくらい一致するかを測る尺度であり、時間シフトの大きさの関数として表される。より正確に述べると、自己相関とは、ある信号のそれ自身との相互相関である。自己相関は、信号に含まれる繰り返しパターンを探すのに有用であり、例えば、ノイズに埋もれた周期的信号の存在を判定したり、 信号中の失われた基本周波数を倍音周波数による示唆に基づき同定するために用いられる。
- ^ Spectral analysis and time series, M.B. Priestley (London, New York : Academic Press, 1982)
- ^ a b Patrick F. Dunn, Measurement and Data Analysis for Engineering and Science, New York: McGraw–Hill, 2005 ISBN 0-07-282538-3
- 1 自己相関とは
- 2 自己相関の概要
- 3 回帰分析における自己相関
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