推定量とは? わかりやすく解説

推定量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 16:57 UTC 版)

統計学における推定量(すいていりょう)とは、現実に測定された標本データをもとに、確率分布母数(パラメータ、現実には測定できない)として推定した数量(英語:Estimate)、もしくはそれをデータの関数として表す推定関数(すいていかんすう:Estimator)のことをいう。各母数に対していろいろな種類の推定量がある。これらはそれぞれ異なる基準に従って得られるものであり、必ずしもどれが特に優れているということはできない。

母数の推定には、1つの数値として与える「点推定」と、確率的に母数を含む区間を与える「区間推定」の2種類があるが、点推定量のことを特に推定量と呼ぶことが多い。

区間推定量には通常用いられる信頼区間(その区間が母数を含んでいる確率に応じて表示)や、ベイズ統計学における信用区間(母数がその区間に入る確率に応じて表示)がある。

日本工業規格では、「母集団のパラメータを推定するのに用いる統計量。」と定義している[1]

点推定に関する諸定義

母数 カテゴリ


推定量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:14 UTC 版)

一致性 (統計学)」の記事における「推定量」の解説

一致推定量とは、推定値データセット内の項目数 n {\displaystyle n} でインデックス付けされた確率変数見なされる場合、 n {\displaystyle n} が増加すると、推定量が推定するように設計された値に確率的に収束する推定量。 フィッシャー一致性を持つ推定量は、推定量がサンプルではなく母集団全体適用され場合に、推定されパラメーター真の値が取得される推定量です。

※この「推定量」の解説は、「一致性 (統計学)」の解説の一部です。
「推定量」を含む「一致性 (統計学)」の記事については、「一致性 (統計学)」の概要を参照ください。

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