信頼区間 confidence interval
信頼区間
母集団母数(パラメーター) 1は母集団を特徴づける数値である。統計的推定 2とはそのような母数を標本から推定する手続をいう。このような推定値は標本誤差 3の影響を受け、標本誤差の大きさの程度は一般的に標準誤差 4によって与えられる。時に信頼区間 5という用語が用いられ、あらかじめ定められた確率の下で推定値がその中に落ちると期待される範囲を示す。二つの数値の差が偶然によって生ずる確率が、有意水準 7と呼ばれる所与の数値より小さい場合、その差は有意差 6と呼ばれる。たとえば、偶然によって生じる確率が0.05未満の場合、その差は5%水準で有意であるという。標本誤差に加えて、観測誤差 8あるいは回答誤差 8も推定値に影響を与える。これらの誤差には通常、面接誤差 9が含まれるが、それは基礎データが収集される際に面接調査員によってもたらされる系統的誤差である。
信頼区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 16:50 UTC 版)
信頼区間(しんらいくかん、英: Confidence interval, CI)とは、統計学で母集団の真の値(母平均等)が含まれることが、かなり確信 (confident) できる数値範囲のことである[1]。例えば95%CIとは、信頼区間を計算するために用いた数学的モデルが有意水準α = 0.05の仮説検定で棄却されないパラメーターの範囲を指す[2]。真の値は未測定であっても確率変数ではなく、特定の区間に含まれるか含まれないかは確定している。
- ^ “役に立つ医療統計学/用語集”. 2020年7月2日閲覧。
- ^ “19-3. 95%信頼区間のもつ意味 | 統計学の時間 | 統計WEB”. 2021年5月16日閲覧。
- ^ 井上輝一 (2019年3月26日). “「“統計的に有意差なし”もうやめませんか」 Natureに科学者800人超が署名して投稿”. ITmedia. 2019年5月21日閲覧。
- ^ Amrhein V (2019). “Scientists rise up against statistical significance”. Nature 567 (7748): 305-7. doi:10.1038/d41586-019-00857-9. PMID 30894741.
信頼区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 23:38 UTC 版)
ダンによって提唱された手順(順位ベースの分散力についてのダンの手順と混同してはならない)は信頼区間を調整するために使うことができる。 m {\displaystyle m} 個の信頼区間を定め、全体の信頼水準を 1 − α {\displaystyle 1-\alpha } にしたいと望むとすると、個々の信頼区間は 1 − α m {\displaystyle 1-{\frac {\alpha }{m}}} の水準に調整することができる。
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信頼区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 15:38 UTC 版)
分布が正規分布に従う場合、95%信頼区間は、約平均±2×標準誤差となる。 分布が正規分布に従う場合、99%信頼区間は、約平均±3×標準誤差となる。
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