ひゃくぶん‐りつ【百分率】
百分率
百分率は、割合の表し方のひとつで、もとにする量を100としたとき、それに対する1の割合を 1 パーセント ( % ) として表したものである。
百分率は、つぎの式によって求めることができる。
百分率(%)=くらべる量÷もとにする量×100
百分率
分析(132-1)の第一段階は、人口総数ないし事象数を他の総数ないし数値に関係付けることから始まる。結果としての指標には様々な名称が与えられている。もっとも一般的なものは比(比率) 1で、一つの数値を他の数値で除して得られた商である。構成比 2は一部分の全体に対する大きさの関係を示す比率である。百分率 3は100当たりで表示された構成比である。率 4は特定の期間、通常は1年間における特定の人口ないし部分人口における特定の事象の相対度数 5を指す特別な種類の比である。以上のような用語法が推奨されるが、率という用語は着実に意味を広げており、比率の同義語として不正確に用いられることがしばしばある(たとえば、労働力率であるが、これは実際のところ構成比である)。
パーセント
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1単位 | 量 | 指数 |
---|---|---|
1 % | 0.01 | 10−2 |
1 ‰ | 0.001 | 10−3 |
1 ‱ | 0.0001 | 10−4 |
1 ppm | 0.000001 | 10−6 |
1 ppb | 0.000000001 | 10−9 |
1 ppt | 0.000000000001 | 10−12 |
1 ppq | 0.000000000000001 | 10−15 |

パーセント(英: percent, percentage, %)、百分率(ひゃくぶんりつ)は、割合を示す単位で、全体を百として示すものをいう。
割合を示す単位には、他に全体を千とするパーミル(千分率、‰)や、万とするパーミリアド(ベーシスポイント、万分率、‱)などがある。
語源
ラテン語の "per centum" が語源であり、per は「毎に」、centum は「百」を意味する。また、パーセント記号そのものはイタリア語の "per cento" を縮めて書いたものがもとになっている。ドイツ語では Prozent といい、このため古い文献ではプロセントと表記されている。
用例
例えば、ある会社のその年の売上高が、前年の100億円から120億円に増加したとき、「売上高が前年から20 %増加」などと表記する。パーセントは100を越えることもあり、「今年の売上高は前年比120 %」と表記しても良い。
しかし、「支持率が50 %から10 %増加して60 %になった」などという表現は、数学的には誤用である。50 %から10 %の増加であれば、 0.50 + (0.50 × 0.10) = 0.55 = 55 % だからである。正しくは「支持率が50 %から10パーセントポイント増加して60 %になった」となる。なお、「パーセントポイント」は単に「ポイント」と言われることも多く、日本では「パーセントポイント」と言われることは稀である。
なお、パーセントポイントの100分の1はベーシスポイント (bp) と呼ばれ、金融分野で金利スプレッドや利上げ・利下げ幅などの表示にしばしば用いられる(例えば金利が0.1 %から0.15 %に上がった場合は「5 bpの利上げ」のように表現する)。
道路の傾き(勾配)を示す場合にも用いる。水平方向に100 m進むと5 m上がる(または下がる)坂道の勾配は5 %である。ちなみに、道路ではパーセント(百分率)を用いる(日本の道路標識#警戒標識の「上り急勾配あり (212の3)」など)のに対して、鉄道ではパーミル(千分率、‰)が用いられる(5 %の代わりに50 ‰を用いる)。
計算式
ある割合をパーセント表記したときの数値は、元の割合の数値の100倍である。
- パーセント表記した割合の数値 = 割合の数値 × 100
割合の数値を、対象となる数値と基準となる数値とを用いて表すと、次式になる。
- パーセント表記した割合の数値 = (対象となる数値 ÷ 基準となる数値)× 100
英語表記
イギリスでは、イギリス英語: "per cent"と2語で書かれることが多い(しかし、"percentage" や "percentile" は1語である)。一方アメリカ合衆国ではアメリカ英語: "percent"と1語で書かれる。またEU諸国では一般的にイギリス英語の方が好まれる傾向にあるが、英語で書くときには "percent" と1語で表記される。なお、20世紀の初め頃までは、2語で書く場合は"per cent."のように最後にピリオドを付けていた。この表記法は今でも契約書の中などに見られることがある。
スペース
数値とパーセント記号との間にスペースを入れる流儀と入れない流儀がある("100 %" か "100%" か)。Chicago Manual of Style(シカゴ大学出版局)ではスペースなしを奨励している。一方、国際単位系やISOの規格では、角度の度分秒の記号(° ' " )以外の全ての単位記号(℃、%を含めて)の前にスペースを入れると定めている[1]。したがって科学論文でも本来はスペースを入れるのが正式であるが、実情では国際誌においてもスペースを入れない表記が多くみられる。詳細は、パーセント記号#スペースを参照。
出典
- ^ 独立行政法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター『国際文書 国際単位系 (SI)』(第 8 版日本語版)、2006年、47頁 。
関連項目
単位
百分率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 04:20 UTC 版)
プランクの法則のグラフの形状は温度に依存しない。よって波長に温度をかけた値を基準として、全放射輝度の百分位点を示すことができる。以下の表では、1行目は放射輝度の百分位点、2行目には対応する波長に温度をかけた値 x = λT [μm⋅K] を示した。例えば、20% の 2676 というのは、0 - 2676 [μm⋅K] が全放射輝度の 20% を占めるということを意味している。 百分位点10% 20% 25.0% 30% 40% 41.8% 50% 60% 64.6% 70% 80% 90% x = λT [μm⋅K]2195 2676 2898 3119 3582 3670 4107 4745 5099 5590 6864 9376 波長と周波数のピークはそれぞれ 25.0 % と 64.6 % にあり、表中に太字で示した。41.8 % の点は波長と周波数の中間ピークである。これらはそれぞれ、プランクの式のうち 1/λ5, ν3, (ν/λ)2 が最大となる点である。 どのピークを用いるかは応用する場合による。便利な選択は、ヴィーンの変位則による25.0%の波長ピークである。いくつかの目的には、全放射輝度を1/2に分ける中央値(50 % の点)がより適している。放射輝度は短波長では指数的に、長波長では多項式的に減少するため、後者は波長ピークよりも周波数ピークにより近い。同じ理由により、中間ピークは中央値よりも短い波長に位置する。 太陽は T = 5778 K の黒体放射体とする近似が非常によく成り立ち、10 % - 90 % の百分位点を以下のように表にすることができる。2行目はナノメートル単位の波長である。 百分位点10% 20% 25.0% 30% 40% 41.8% 50% 60% 64.6% 70% 80% 90% 波長 [nm]380 463 502 540 620 635 711 821 882 967 1188 1623 これは大気の上部に到達する放射輝度である。400 nm 以下(紫外線)の放射輝度はおよそ 12 % であり、一方 700 nm 以上(赤外線)は全体の 51 % である。大気はこの分布を大きく変化させる。具体的には大部分の紫外線とかなりの赤外線を吸収し、可視光線の比率を上昇させる。
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