近似とは? わかりやすく解説

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きん‐じ【近似】

読み方:きんじ

[名](スル)

非常に似通っていること。「—した図柄

ある数値に非常に近いこと。また、そのような値で表すこと。「—計算


近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/23 08:48 UTC 版)

近似(きんじ、: approximation)とは、数学物理学において、複雑な対象の解析を容易にするため、細部を無視して、対象を単純化する行為、またはその方法。




「近似」の続きの解説一覧

近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 04:53 UTC 版)

マトロイド」の記事における「近似」の解説

最適化問題厳密解求めることが現実的でないことが多いために、近似の限界についても研究されている。次の問題効率的に解ける(入力サイズ1/εの多項式時間で解を出力するアルゴリズム存在する)ことと、誤差高々(1+ε)倍の解を出力する多項式時間アルゴリズム存在することは同値である。 独立性システム(E,F)、コスト関数 c : E → Z + {\displaystyle c:E\to \mathbb {Z} _{+}} 、部分集合S,S'⊆E、ε>0が 1 1 + ϵ c ( S ) ≤ c ( S ′ ) ≤ ( 1 + ϵ ) c ( S ) {\displaystyle {\frac {1}{1+\epsilon }}c(S){\leq }c(S'){\leq }(1+\epsilon )c(S)} であるとき、S⊆Bとなる基Bが存在してS'⊆B'となる基B'全てに対して(1+ε)c(B)≧c(B')が成立するか? つまり、部分的なコスト(c(S)やc(S'))が高々(1+ε)倍違う程度ならば、それらからできうる最適解も(1+ε)倍程度しか違わないだろうか、という問題である。部分最適ならば全体最適であるという場合ε=0であり、よく知られているように動的計画法存在する。よって、(E,F)をマトロイド限定するならば多項式時間アルゴリズム存在するナップサック問題はこのアルゴリズム知られている珍しい例で、計算時間が O ( n 2 ⋅ 1 ϵ ) {\displaystyle O(n^{2}\cdot {\frac {1}{\epsilon }})} や O ( n log ⁡ ( 1 ϵ ) + 1 ϵ 4 ) {\displaystyle O(n\log({\frac {1}{\epsilon }})+{\frac {1}{\epsilon ^{4}}})} で、出力される解の評価最適解評価高々(1+ε)倍であるアルゴリズムがある。

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/10 02:52 UTC 版)

離散化」の記事における「近似」の解説

厳密な離散化には重い行列の指数関数積分操作含まれているため、処理が難しことがある小さな時間ステップに基づきe A T ≈ I + A T {\displaystyle e^{\mathbf {A} T}\approx \mathbf {I} +\mathbf {A} T} と近似した離散モデル計算するほうがはるかに簡単である。近似解は以下のようになる。 x [ k + 1 ] ≈ ( I + A T ) x [ k ] + T B u [ k ] {\displaystyle \mathbf {x} [k+1]\approx (\mathbf {I} +\mathbf {A} T)\mathbf {x} [k]+T\mathbf {B} \mathbf {u} [k]} 他の可能な近似としては e A T ≈ ( I − A T ) − 1 {\displaystyle e^{\mathbf {A} T}\approx \left(\mathbf {I} -\mathbf {A} T\right)^{-1}} や e A T ≈ ( I + 1 2 A T ) ( I − 1 2 A T ) − 1 {\displaystyle e^{\mathbf {A} T}\approx \left(\mathbf {I} +{\frac {1}{2}}\mathbf {A} T\right)\left(\mathbf {I} -{\frac {1}{2}}\mathbf {A} T\right)^{-1}} がある。各々異な安定特性持っており、最後の近似は双一次変換Tustin変換呼ばれ連続時間系の安定性持っている

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 13:44 UTC 版)

ナビエ–ストークス方程式」の記事における「近似」の解説

ブシネスク近似輸送を伴う流れにおいて、温度による密度変化大きくないとして扱う近似法ブシネスク近似という。 境界層近似 流れ主流方向持ち逆流、再循環および剥離がない)、幾何的変形緩やかなときに行う近似法境界層近似という。

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/31 15:18 UTC 版)

地球時」の記事における「近似」の解説

場合によっては、TTによって記述され時間は、TT詳細な理論的特性重要でない状況処理されることもある。ミリ秒(またはそれ以上程度精度で十分である場合TT次のように近似できるミリ秒精度でよい場合TT国際原子時(TAI)と同じ時間間隔進行するとみなせる。TTTAIよりも早くTTTAI + 32.184秒と近似することができる(オフセットの32.184秒は歴史的なのである)。 TTまた、GPS時間尺度とも同じ時間間隔進行するとみなせる。GPS時間尺度は国際原子時との一定の差(TAI-GPS時間= +19秒)を有する。よって、TTGPS時間 + 51.184秒 と近似できるTT実質的に以前暦表時(ET)の続き(ただし均一性がより正確)である。TTETとの連続性のために設計されており、それ自体ETの秒を使った較正から得られるSI秒速度動作するTTは、ΔT = TT-UT1と呼ばれる量だけ、UT1グリニッジ平均太陽時補正したもの)より少し先行している。ΔTは、2015年1月1日0時(UTC)で+67.6439秒と測定された。遡及計算では、ΔT1900年ごろにゼロに近づいていた。差異ΔTは、詳細までは予測不可能だが、増加し続けることが予想されUT1TTとのずれは大きくなってゆく。

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 03:22 UTC 版)

二項分布」の記事における「近似」の解説

二項分布の近似として、次の2種類分布知られている。

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 23:24 UTC 版)

拡散反射」の記事における「近似」の解説

拡散反射の最も単純な近似は、光束半球状一様に分布するランバート反射である。より正確なモデルに、表面凹凸加味しオーレン・ネイヤー反射がある。

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/29 04:26 UTC 版)

シルトのはしご」の記事における「近似」の解説

これは連続過程である平行移動離散近似となっている。もし周辺空間が平らであるのなら、これは正確に平行移動一致し、各サイクル形成される四辺形前述の手順における AnXnXn + 1An + 1)はレヴィ=チヴィタの擬平行四辺形英語版)と一致する一方曲がった空間においては三角形 AnXnAn + 1 周りのホロノミーによって誤差与えられる。これはアンブローズ・シンガーの定理英語版)により、三角形内部曲率積分等しく、またこれは(閉曲線上の積分内部積分を関係させる)グリーンの定理1つ形態である。

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 08:20 UTC 版)

ポアソン分布」の記事における「近似」の解説

λ が十分に大きい(たとえば λ > 1000)ならば、平均 λ, 標準偏差 √λ の正規分布はこのポアソン分布の非常に優れた近似となる。おおよそ λ > 10 であれば適切な連続分布への修正なされている場合限り正規分布はこのポアソン分布優れた近似となる。例えば P(X ≤ x) に関して、x が非負の整数ならば、P(X ≤ x + 0.5) と置換することができる。

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近似

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:19 UTC 版)

コリオリパラメータ」の記事における「近似」の解説

コリオリパラメータ f は緯度依存するパラメータであるが、考察する気象海洋現象スケールに応じて簡略化することにより考察加えられることが多い。

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近似

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 11:25 UTC 版)

名詞

きんじ

  1. よく似ていること。
  2. 解析などで、実用性失わない程度対象細部無視し、単純化して考えること。またそのようにして得られた値やモデル

発音(?)

き↗んじ

関連語

動詞

活用

サ行変格活用
近似-する

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