近代鴻池財閥の企業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 16:53 UTC 版)
1877年に善右衛門が設立した第十三国立銀行は、1897年に普通銀行に転換し、鴻池銀行となった。1933年12月、鴻池銀行・三十四銀行・山口銀行の3行が合併し、三和銀行が創立された。のちに三和銀行は鴻池善右衛門の両替商としての創業の年「since 1656」をロゴマークに記している。第二次世界大戦後三和銀行を中心として三和グループが形成されると鴻池財閥傘下の企業も三和グループに加わった。三和銀行は2001年にUFJホールディングスとなり、UFJホールディングスは2005年に三菱東京フィナンシャル・グループと合併し、以後、三菱UFJフィナンシャル・グループとなった。 財閥の持株会社として、1921年に鴻池合名会社が設立されている。鴻池合名会社は変遷を経て、鴻池新田を中心として不動産経営を行う会社となった。1976年には鴻池新田会所東側の敷地を開発し、ショッピングセンター・鴻池グラナリーコートを建設している。2001年に鴻池合資会社と社名を変更した。鴻池家の美術コレクションや文書などは、鴻池合資会社資料室が所有している。
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