なり‐たち【成(り)立ち】
成り立ち
成り立ち(1991年〜1996年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:11 UTC 版)
「魔装機神シリーズ」の記事における「成り立ち(1991年〜1996年)」の解説
1991年の『第2次スーパーロボット大戦』の開発時、版権作品に混じってオリジナルロボットを登場させることが決定した。そこで候補としてバンプレストオリジナル企画の「魔装機神サイバスター」・「武装機甲士グランゾン」・「次元烈風狩狼哉(じげんれっぷう・しゅろうや)」の3作品が挙がり、「魔装機神サイバスター」が採用となった。当初は『聖戦士ダンバイン』を登場させたかったが調整段階で断念し、イメージ的に近い「魔装機神サイバスター」を登場させたとも言及されている。「武装機甲士グランゾン」はさらに候補として挙がっていた「機甲魔界サイバスターvs魔装機甲士グラジオン」のグラジオンと設定を統合し、サイバスターのライバルキャラクターとして同じ作品にまとめられた。ファミコン版『第2次スーパーロボット大戦』の説明書で「魔装機神サイバスター」・「武装機甲士グランゾン」と別作品のように記載されるのはこの名残である。なお、「武装機甲士グランゾン」は主人公のシュウが異星人と戦うダークヒーロー的な作品で、グランゾンや南極事件の設定などが引き継がれた。一方「次元烈風狩狼哉」は、「サイバスターとグランゾンの対決を止められるのは、次元を越える能力を持つ狩狼哉だけ」という作品だったが、設定の複雑さやオリジナル作品が多くなることから完全な没企画となった。 その後、本作は『第2次スーパーロボット大戦』の続編である1993年の『第3次スーパーロボット大戦』、1994年の『スーパーロボット大戦EX』と順当に登場。本作のキャラクターが主人公となる『スーパーロボット大戦EX』では、『聖戦士ダンバイン』の登場や、オカルト色の強い『勇者ライディーン』が前作の『第3次スーパーロボット大戦』で登場済みだったことを受けて、本作にもオカルト要素を入れることが決まり地球空洞説を採用して地底世界ラ・ギアスの世界観が構築された。さらにDC戦争シリーズ最終作となる1995年の『第4次スーパーロボット大戦』に登場後、DC戦争シリーズの前日談・後日談にあたるストーリーがスピンオフとして1996年に『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』のタイトルで単独ゲーム化され、本作のストーリーの全容が明らかとなる。
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