労働力率とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 現象 > 波動 > 労働力率の意味・解説 

ろうどうりょく‐りつ〔ラウドウリヨク‐〕【労働力率】

読み方:ろうどうりょくりつ

就業者数完全失業者数とを合わせた労働力人口15歳上の人口に占め割合労働力人口÷15歳上の人口(生産年齢人口)×100数値で示す。


労働力率

・労働力率とは、15歳上の人口の内、働いている人と完全失業者人数15歳上の人口で割った値である。

・労働力率は統計局国勢調査などで算出され国内における労働力の状態の判断用いられる

・労働力率(%)=(労働人口/15歳以上人口)×100

関連ページ
HR領域

労働力(参加)率

労働人口 1または経済活動人口 1と、非就業人口 2または非経済活動人口 2とは通常区別される一般的にいって、労働人口有給の活動 3従事している人々である。有給の活動すなわち経済活動 3所得発生貢献する活動である。無給の家族従業者(353-5)は普通、経済活動人口含まれる無給家事労働従事している主婦 4学生定年退職者などは通常含まれない非経済活動人口時に労働人口生産活動によって扶養されているという意味で、被扶養者 5(358-1)と呼ばれる。(ただし、§358述べるこの用語の異なる意味を参照されたい)。労働人口総人口対す割合通常、性(男女)と年齢階級などに関して計算され経済活動率 6または労働力参加)率 6呼ばれる


労働力人口

(労働力率 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/03 04:08 UTC 版)

OECD各国の25-64歳人口における労働参加率。

労働力人口(Labour force, Workforce)、経済的アクティブ人口(currently active population)とは、雇用者(一般雇用および軍人)および失業者であり、かつ以下の条件を満たす者である[1]

  • 民間雇用:週に1時間以上働いている(または職についているが、病気・休暇といった理由で働いていない)。
  • 失業者:現在仕事はないが、積極的に仕事を探しており、すぐに就業可能である。

例えばアルバイトをしている学生パートで働いている主婦も労働力人口に含まれる。

逆に、就業しておらず、かつ就業の意思のない者は非労働力人口と呼ばれ、たとえば専業主婦などの家事、学生(専門学校専修学校も含む)、定年退職をした高齢者などが含まれる。なお、ニートも非労働力人口に含まれる。

労働参加率

労働参加率(Labour force participation rate, LFPR)、労働力比率労働力人口比率経済的アクティブ率(Economic activity rate, EAR)とは、生産年齢人口(working age, 15-64歳)に占める労働力人口の割合である[2]

OECD各国の労働参加率
男女別の労働参加率。実線は男性、破線は女性。

未活用労働力

未活用労働力(Labour underutilization)とは、2013年ILO決議によれば、労働力の需要と供給のミスマッチが原因で、市民において雇用に対するニーズが満たされていない状況[3]。 以下の3タイプが含まれるがこれに限定されない[3]

  • 時間に関係する不完全雇用 - 労働時間延長を望む不完全雇用パートタイマー
  • 失業者 - 雇用に就いていないが、積極的に仕事を探している。
  • 潜在的労働力 - 労働に関心があるが、何かしらの理由により積極的な求職活動が制限されている、雇用に就いていない人。就業意欲喪失者など。

日本の統計

総務省統計局労働力調査」詳細集計(2018年以降)の就業状態の分類

 
 
 
 
 
 
 
 
15歳以上人口
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
労働力人口
 
 
 
 
 
 
非労働力人口
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
就業者 失業者
 
 
潜在労働力人口 その他
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
従業者
 
休業者
 
拡張求職者
 
就業可能非求職者

総務省統計局の労働力調査においては、15歳以上の人口のうち就業者と失業者を合わせたものとなっている。

脚注

  1. ^ OECD (2020), Labour force (indicator). doi: 10.1787/ef2e7159-en
  2. ^ OECD (2020), Labour force participation rate (indicator). doi: 10.1787/8a801325-en
  3. ^ a b Resolution concerning statistics of work, employment and labour underutilization (Report). 国際労働機関. November 2013.
  4. ^ OECD Labour Force Statistics 2020, OECD, (2020), doi:10.1787/23083387 

関連項目




労働力率と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「労働力率」の関連用語

労働力率のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



労働力率のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
人事コンサルティングのアクティブ アンド カンパニー人事コンサルティングのアクティブ アンド カンパニー
Copyright© 2025 Active and Company Ltd. All rights reserved.
コンテンツはAttribution-Share Alike 3.0 Unportedのライセンスで利用することができます。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの労働力人口 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS