主婦
労働人口 1または経済活動人口 1と、非就業人口 2または非経済活動人口 2とは通常区別される。一般的にいって、労働人口は有給の活動 3に従事している人々である。有給の活動すなわち経済活動 3は所得の発生に貢献する活動である。無給の家族従業者(353-5)は普通、経済活動人口に含まれる。無給の家事労働に従事している主婦 4、学生、定年退職者などは通常含まれない。非経済活動人口は時に、労働人口の生産活動によって扶養されているという意味で、被扶養者 5(358-1)と呼ばれる。(ただし、§358で述べるこの用語の異なる意味を参照されたい)。労働人口の総人口に対する割合は通常、性(男女)と年齢階級などに関して計算され、経済活動率 6または労働力(参加)率 6と呼ばれる。
- 1. 有給の就業人口gainfully occupied population、有業者gainful workers、労働力labor forceは、労働人口および経済活動人口の同義語として用いられる。労働人口を統計的に計上するために、有業者方式または労働力方式が用いられる。有業者方式gainful worker conceptによれば、労働人口は通常、有給の仕事に従事している人々から成ると定義づけられる。労働力方式labor force conceptによれば、労働人口調査時に先立つ一定の期間に収入を得て仕事に従事していた人、またはそのような仕事を希望し、あるいは探していた人々の集団と定義される。
主婦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 09:55 UTC 版)
社会における女性 |
---|
![]() |
主婦(しゅふ、英: housewife[注 1]あるいはhomemaker)は、一般に家事・育児を主権とする既婚(もしくは内縁)の女性をいう。
歴史と社会
欧米
欧米の上流階級や中流階級では家事奉公で来た家事使用人を雇う例が多かった。家事使用人は圧倒的多数が女性で家事奉公は農村の労働力を都会へ流入させる契機となった[2]。イギリスの上流階級では妻たちが数十名もの家事使用人を監督する責任を負っていた[3]。一方、ヴィクトリア期の中流階級では家事使用人はせいぜい一人しか雇えなかったといわれており、ある程度の家事労働は女主人やその娘が負担していた[2]。
20世紀になり両大戦の間にこれらの家事使用人の多くは姿を消した[4]。家事奉公以外に労働者階級の女性にとってより魅力的な職業が出現し始めたことで家事使用人の数が減少するとともに[4]、ガスレンジや給湯ヒーターの登場など家事の機械化で家事使用人を雇わないで家事が行われるようになったことがその背景にある[4]。中流階級さらに上流階級の家庭でも家事使用人のいない家事の問題に直面することとなり、家庭内で引き受けなければならない家事労働の負担は大きくなったといわれている[4]。
日本
『家族力』(文藝春秋)によれば、PTAや自治会などで役員を務めて地域社会に貢献しているのは「圧倒的に主婦」であるという。これは自宅の家計の為に、一日を職場と家の往復で終わらざるを得ない賃金労働者の「地域社会への進出」が困難となっていることが一因である。
家族社会学・福祉社会学においては、地域での活動や介護を担う労働力としても評価されており、マルクス主義や女性学では、主婦は育児や家事といった再生産労働の担い手とされている。マーケティングや商業界では、売上と雇用を支える消費対象として、またパートタイマーとしても注目されている[5]。
企業などで定年まで勤めた働く女性の多くが、退職後にこうした主婦として地域社会を支えている(出典:日本経済新聞2005年5月25日)。 兼業主婦であり、かつ正規雇用、あるいは非正規雇用者の立場にある女性は世界経済フォーラムの統計における「女性の就業率」に含まれているものの、2009年では「女性の社会進出」において、日本は75位と先進国中最下位であった(賃金格差」が99位、「就業率格差」が83位という結果となった)。
脚注
注釈
出典
- ^ デイヴィッド・セイン、小池信孝共著『教科書、辞書のその英語、ネイティブはもう使いません』(2010年1月13日初版、主婦の友社)157ページ
- ^ a b 岩波書店『シリーズ世界史への問い 2 生活の技術 生産の技術』1990年、136頁。
- ^ 岩波書店『シリーズ世界史への問い 2 生活の技術 生産の技術』1990年、131頁。
- ^ a b c d 岩波書店『シリーズ世界史への問い 2 生活の技術 生産の技術』1990年、142頁。
- ^ 『女性のパートタイム労働~日本とヨーロッパの現状』国際交流基金刊
関連文献
- 岩村暢子著『<現代家族>の誕生 幻想系家族論の死』勁草書房(2005/6)ISBN 4326653051
- 国際交流基金編『女性のパートタイム労働~日本とヨーロッパの現状~』
関連項目
外部リンク
- 『主婦の修養』(1907年)国立国会図書館
- 「「主婦」という言葉について、ジェンダーの視点から解説した資料はあるか。」(大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)情報ライブラリー) - レファレンス協同データベース
主婦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/28 08:50 UTC 版)
※この「主婦」の解説は、「指人形」の解説の一部です。
「主婦」を含む「指人形」の記事については、「指人形」の概要を参照ください。
主婦
「主婦」の例文・使い方・用例・文例
- 家事の切り盛りのうまい主婦
- その新しい食料品店は主婦たちの要望にぴたりと合った
- 彼女は法律家,主婦,母親を1人で兼ねていた
- ソープオペラとは、主婦層をターゲットとした、午後早くに放送される連続ドラマの事です。
- 私が主婦である限り、私が料理を作らないと。
- 姉は専業主婦で妹は会社に勤めています。
- 主婦ですがときどきピアニストとして活動しています。
- 私は10年間専業主婦でした。
- 私は主婦です
- 私は専業主婦です
- 次の展示会に向けて、主婦向けの商品開発に専念するべきかと存じます。
- 冷凍食品をじょうずに利用している主婦が多い。
- 物価が高いと不平を言う主婦が多い。
- 日本の主婦の中には主人に構わずにおいて満足している人もいる。
- 卒業して久しぶりに彼女に会ったが彼女は全く主婦になりきっていた。
- 洗濯機のおかげで主婦はずいぶん手間が省ける。
- 少しばかり沈黙が続いた後、主婦は言った。
- 女性はもはや、伝統的な専業主婦の役割に満足せずに、仕事場での彼女たちの必要性を認識してもらいたいと思っている。
- 主婦達は家族に必要なものを与える。
主婦と同じ種類の言葉
「主婦」に関係したコラム
-
株365を取り扱う証券会社や東京金融取引所では、株365に役立つセミナーを開催しています。株365のセミナーでは、株365の基礎知識から取引方法など、初心者向けの内容が多いようですが、売買タイミングや...
-
株365で利益を得た場合には確定申告をして税金を納めなければなりません。課税方法は申告分離課税で、税率は利益の20%になります。申告は、会社勤めをしているサラリーマン、主婦、フリーターなど、職業を問わ...
- >> 「主婦」を含む用語の索引
- 主婦のページへのリンク