扶養とは?

ふ よう-やう [0] 【扶養】

( 名 ) スル
たすけ養うこと。生活の面倒をみること。 「幼い妹たちを-する」


扶養(ふよう)

家族親子関係戸籍関わる用語

自力で生活を維持することが困難な者の生活維持のために、親族間で必要な支援援助をすること。民法は、配偶者直系血族兄弟姉妹互いに支援援助をする義務を課している。


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扶養

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/10 16:22 UTC 版)

扶養(ふよう)は、老幼、心身の障害、疾病、貧困、失業などの理由により自己の労働が困難でかつ資産が十分でないために独立して生計を営めない者(要扶助者)の生活を他者が援助すること[1][2]。扶養関係において、扶養を受ける権利のある者(民法第878条)を扶養権利者、扶養をする義務のある者(民法第878条)を扶養義務者、実際に何らかの援助を受けて扶養されている者を「被扶養者」(健康保険法第1条、介護保険法第7条第8項第6号)と呼ぶ。扶養に関連する法領域を扶養法という。


  1. ^ 中川高男著 『親族・相続法講義』 ミネルヴァ書房、1995年6月、294頁
  2. ^ 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、723頁
  3. ^ a b 我妻栄著 『親族法』 有斐閣〈法律学全集23〉、1961年1月、401頁
  4. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、296頁
  5. ^ a b 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、724頁
  6. ^ 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、724-725頁
  7. ^ a b c 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、472頁
  8. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、298頁
  9. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、299頁
  10. ^ 経済企画庁編『平成8年度国民生活白書』第5章第3節
  11. ^ 中川善之助編著 『註釈親族法(下)』 新書館〈註釈民法全書第2〉、1952年、237-238頁
  12. ^ 利谷信義著 『現代家族法学』 法律文化社〈NJ叢書〉、1999年7月、105頁
  13. ^ 川井健著 『民法概論5親族・相続』 有斐閣、2007年4月、7頁
  14. ^ a b 我妻栄著 『親族法』 有斐閣〈法律学全集23〉、1961年1月、399-400頁
  15. ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、137頁
  16. ^ 我妻栄著 『親族法』 有斐閣〈法律学全集23〉、1961年1月、399-401頁
  17. ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、138頁
  18. ^ 我妻栄著 『親族法』 有斐閣〈法律学全集23〉、1961年1月、399頁
  19. ^ 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、476-477頁
  20. ^ a b 有地亨著 『家族法概論』 法律文化社、2005年4月、197頁
  21. ^ a b 遠藤浩・原島重義・広中俊雄・川井健・山本進一・水本浩著 『民法〈8〉親族 第4版増補補訂版』 有斐閣〈有斐閣双書〉、2004年5月、56頁
  22. ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、140頁
  23. ^ 林良平・大森政輔編著 『親族法・相続法』 青林書院〈注解 判例民法〉、1992年7月、13頁
  24. ^ a b 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、142頁
  25. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、300-301頁
  26. ^ 能美善久・加藤新太郎編集『論点体系 判例民法 9 親族』平成21年3月30日初版533頁
  27. ^ 横浜市の相談手続き・遺言書作成・離婚問題解決( [1] )(2)生活扶助義務
    通常は生活の単位を異にしている親族が、一方の生活困窮に際して助け合う偶発的・一時的義務のことです。この場合、扶養は例外的な現象ですから、扶養権利者が文化的最低限度の生活水準以下であり、義務者が自分の配偶者、子を含めて最低限度の生活水準を維持できるだけでなく、社会的地位相応の生活を維持できてなお余力のあるような状態のときに発生するとされています。
    ①子の親に対する義務
    ②成人した子に対する親の義務
    ③兄弟姉妹相互間、祖父母と孫の間の義務など
  28. ^ 川井健著 『民法概論5親族・相続』 有斐閣、2007年4月、117頁
  29. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、302頁
  30. ^ 利谷信義著 『現代家族法学』 法律文化社〈NJ叢書〉、1999年7月、106-107頁。鈴木禄弥「「生活保持義務」と「生活扶助義務」とのあいだには、いかなる差異があるか」幾代通=鈴木禄弥=広中俊雄『民法の基礎知識 質問と解答』(有斐閣、1964)181頁
  31. ^ 川井健著 『民法概論5親族・相続』 有斐閣、2007年4月、118頁
  32. ^ 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、477-478頁
  33. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、332頁
  34. ^ a b c d 扶養義務の基礎の基礎-未成熟子扶養の程度特に終期
  35. ^ a b 横浜市の相談手続き・遺言書作成・離婚問題解決( [2] )(1)生活保持義務
    本来家族として共同生活すべき者の義務のことです。例えば、親の未成熟子に対する扶養義務の場合、扶養権利者(未成熟子)が扶養義務者(親)に比べて生活水準が低く、義務者が文化的最低限度の生活水準を維持してなお余力があるような状態であれば当然に発生するとされています。
    ①親がその※未成熟の子を養う義務
    ②夫婦が互いに扶養し合う義務
    ※未成熟子とは経済的に自立していない子を意味します。したがって成年前でも成熟子であることもありますし、成年に達していても未成熟子と認められる場合もあります。また、婚姻関係にない男女から生まれた子とその父親の扶養義務について、父親の認知がある場合は扶養義務が発生します。母親の扶養義務については分娩の事実があれば足ります。
  36. ^ 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、738頁
  37. ^ a b 深谷松男著『現代家族法』第4版170頁
  38. ^ a b 西原道雄著「真剣と親の扶養義務」家裁月報第8巻11号25頁
  39. ^ a b 能美善久・加藤新太郎編集『論点体系 判例民法 9 親族』平成21年3月30日初版534頁
  40. ^ 高梨公之監修『口語六法全書 口語民法』(自由国民社)補訂3版440頁
  41. ^ a b 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、733頁
  42. ^ a b c 我妻栄・有泉亨・遠藤浩・川井健著 『民法3 親族法・相続法 第2版』 勁草書房、1999年7月、225頁
  43. ^ 利谷信義著 『現代家族法学』 法律文化社〈NJ叢書〉、1999年7月、107頁
  44. ^ a b 鈴木禄弥著 『親族法講義』 創文社、1988年4月、236頁
  45. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、295頁、308-309頁
  46. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、311頁
  47. ^ a b 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、317頁
  48. ^ 鈴木禄弥著 『親族法講義』 創文社、1988年4月、241-242頁
  49. ^ 利谷信義著 『現代家族法学』 法律文化社〈NJ叢書〉、1999年7月、112-113頁
  50. ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学叢書〉、1997年5月、318頁
  51. ^ 於保不二雄・中川淳編著 『新版 注釈民法〈25〉親族 5』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1994年4月、741頁


「扶養」の続きの解説一覧

扶養

出典:『Wiktionary』 (2011/12/15 16:08 UTC 版)

名詞

ふよう

  1. 独立して生計を営めない者に対して、その親族等が、生計を営めるように経済的支援行なうこと。適当な扶養をおこなう者がいない場合国家等がこれに代って経済的支援行なうことは、「扶助」といい、扶養とは言わない。
    直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。(民法第877条第1項)
    家庭裁判所は、特別の事情があるときは、前項規定する場合のほか、三親等内の親族間においても扶養の義務を負わせることができる。(民法第877条第2項)

動詞

活用

サ行変格活用
扶養-する





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