Z検定とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 統計 > 検定 > Z検定の意味・解説 

Z検定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 16:41 UTC 版)

Z検定(Zけんてい)は、正規分布を用いる統計学検定法で、標本平均母集団の平均とが統計学的にみて有意に異なるかどうかを検定する方法である。

Z検定を用いるにはいくつかの条件に適合しなければならない。最も重要なのは、Z検定は母集団の平均と標準偏差母数)を用いるものであるから、これらがわかっていなければならない、ということである。標本は母集団から抽出された単純ランダム標本でなければならない。また母集団は正規分布に従うことがわかっていなければならない。ただし母集団が正規分布に従うかどうか判然としない場合でも、用いる標本のサイズが十分大きければ(一般に30から40以上ならば)よい。

Z検定は、標準テスト(全国の生徒に同じテストを行い、各学校の成績がその中でどのレベルにあるかを調べる)など、母集団が完全にわかっている場合に用いられる。しかし母集団の正しい標準偏差σを知るというのは一般には現実的でない。

母数を正確に知るのが不可能な場合には、スチューデントのt検定t分布を用いるので母数を扱う必要がない)を用いるのが現実的である。

方法

まず次の数値が既知であるとする:

  • σ(母集団の標準偏差)
  • μ(母集団の平均)
  • x (標本の平均)
  • n (標本サイズ)

次のように平均の標準誤差(SE)を求める:

カテゴリ





Z検定と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Z検定」の関連用語

Z検定のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Z検定のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのZ検定 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS