検定とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:44 UTC 版)
「検定」という言葉は(統計用語に限ったとしても)以下の異なる意味の間で使われており、人によって用語の使い方がまちまちのものもある。従って本記事の中での用語を以下のように統一する。単に「検定」といった場合には、以下のどの意味で言っているかがあまり重要でない場合を意味するものとする。 仮説検定:帰無仮説がどの程度正しくないかを判定する作業(多くの場合p値を算出する作業)作業そのもの。 検定の目的:「母集団の検定」,「母分散の検定」,「平均値の差の検定」,「等分散の検定」,「比率の検定」,「適合度の検定」,「独立性の検定」 検定手段:二項検定,z検定,t検定,F検定,カイ二乗検定(ピアソン検定),U検定(マンホイットニー検定),符号検定,Wilcoxon検定,フィッシャーの直接確率検定,中央値検定等のように検定の手法の名称 検定統計量そのもの:標本データから一定のアルゴリズムに従って算出される量を一般に統計量という。集団としてある確率分布を仮定(仮説)しておけば、それから統計量に相当する確率変数が、検定に用いられるような確率分布(例えばカイ二乗分布)に従うことになる。このような統計量のことを「検定統計量」と呼ぶことにする。(通常p値を含む場合が多いが、p値は検定統計量に含まないとする)
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