ざつ‐おん【雑音】
雑音
読み方: ざつおん
【英】: noise
【英】: noise
反射地震探査法では、地下地層境界からの反射波を“信号”と定義し、それ以外の波動を“雑音”と定義している。重複反射回折波、屈折波、屈折反射波、表面波、爆破によって生じる爆破孔近傍の雑振動、自然地動、風、人工振動、高圧線誘導のほか測定機の特性に基づく雑音はすべて“雑音”の範疇{はんちゅう}に入る。反射法地震探査の測定上および解析解釈上好ましくない波動、振動がいわゆる雑音と定義されているが、一次反射波以外の地震波動でも地質構造解釈上、極めて有益な情報になり得る場合が多いので、定義上は“雑音”であっても扱い方次第で実質上の“信号”となる。地震波記録上、一次反射波の強さ(振幅の大きさ)に対する他のすべての雑音波の強さの比率を“信号対雑音比”( S/N 比、signal-to-noise ratio)と呼んで反射波の質評価の基準とするが、統計的・確率論的扱い方によってその定義は多少異なってくる。 |
雑音
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