ざぶ

隠語大辞典

ざぶ

1. 本類「あきすねらひ」同意。〔第三類　犯罪行為〕
2. 空巣狙ひを云ふ。

ざぶ

1. 湯銭を云ふ。

さぶ

読み方：ざぶ

1. 関西地方ニ於ケル「ちがひ」ト同ジ、路上通行人ト行違ヒノ際、其携帯セル金品ヲ窃取スル掏摸－〔関東地方〕。〔第三類　犯罪行為〕
2. 市街雑踏ノ場所ヲ目的トナス掏摸犯人－小盗人。〔第二類　人物風俗〕
3. 平場の条を見よ。〔犯罪語〕
4. 縁日や夜店の場所ですりを働くことをいふ。「ひらば」と同じ。
5. 雑沓の場所にて行違ふ際に窃取する掏摸を云ふ。〔関東〕
6. 雑踏場所ですり（掏摸）をすること。〔す〕

分類 す／犯罪、犯罪語

さぶ

読み方：ざぶ

1. 山窩仲間にて百姓の男をいふ。とーろくともいふ。〔犯罪語〕
2. 百姓。男を云ふ。
3. 百姓を云ふ。

分類 山窩、犯罪語／山窩仲間

ザブ

読み方：ざぶ

1. 新入囚人ノコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・石川県〕
2. 新入監者を云ふ。〔石川県〕

分類 石川県

ザブ

読み方：ざぶ

1. 巡査ヲ除キ官吏ノ総称ノコトヲ云フ。〔第五類　官吏及官舎之部・熊本県〕
2. 同（※「にんやく」参照）。〔第五類　官吏及官舎之部・大分県〕
3. 巡査以外の官吏。〔熊本県〕

分類 大分県、熊本県

雑部

読み方：さぶ，ざぶ

1. 〔ス〕平場のこと。夜店や盛り場などの仕事場をいふ。「タカマチ」に対して云ふもの。
2. 〔隠〕縁日や雑沓の場所のこと。犯罪用語。
3. 雑沓の場所を云ふ。
4. 縁日や雑沓の場所。前橋。
5. 〔犯〕縁日や雑沓する場所のこと。雑沓する部分という意から出た語。

分類 ス、犯罪、犯罪者

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

Weblio日本語例文用例辞書

「ざぶ」の例文・使い方・用例・文例

• 彼はざぶんと水に飛び込んだ。
• 彼の足のまわりで水がざぶざぶ音を立てた.
• ざぶりと水をあびるさま
• ざぶりと大きな波が打ち寄せるさま
• 純文学の芥川賞と大衆文学の直木賞が，それぞれ吉田修一さんの｢パーク・ライフ｣と乙(おと)川(かわ)優(ゆう)三(ざぶ)郎(ろう)さんの｢生きる｣に授与される。
• 洋画家の梅(うめ)原(はら)龍(りゅう)三(ざぶ)郎(ろう)さんや，民芸研究家の柳(やなぎ)宗(むね)悦(よし)さんからの書簡もある。
• 歌舞伎俳優の中村勘(かん)三(ざぶ)郎(ろう)さんはその団体の発起人の１人だ。
• その小説は2009年に書籍として出版され，2010年に柴田錬(れん)三(ざぶ)郎(ろう)賞を受賞した。
• 大蔵流狂言師，故四世・茂(しげ)山(やま)忠(ちゅう)三(ざぶ)郎(ろう)氏の長女。
• 恭仁子さんは｢忠(ちゅう)三(ざぶ)郎(ろう)狂言会｣の事務局長として，国内外で狂言を広めようと尽力している。