評価の基準
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/08 00:24 UTC 版)
中国春蘭の花の形を評価する上で、どのような形を良しとするかについて、次第に一定の基準が形成されるようになった。それにつれて、さまざまな形質を表す用語も多数が作られた。その後日本では同じように日本春蘭や寒蘭が観賞されるようになったが、中国春蘭の基準や用語が流用されている。 中国春蘭で認められている花形は三つある。内2弁を棒心というが、この棒心の先端が普通はすんなりとほそまるところ、先端部が固まって肉厚になるのを兜と呼ぶ。この兜があって花弁の幅が広いものを梅弁(ばいべん)、兜があって花弁の幅が狭いものを水仙弁(すいせんべん)と呼び、よい花形と認められる。兜がなくて花弁の幅が広いものを荷花弁(かかべん)と言い、前記2つにこれを加えた三つに当てはまるものを品種と認める。それ以外に、異常な花形で認められるものを奇種、どのような花形であれ、花茎や花弁、唇弁に赤色を一切乗せないものを素心(そしん)と呼び、品種として認められるものもある。
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